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- 2026/10/28 17:21 掲載
アドバンテスト、通期予想を上方修正 純利益7,415億円へ 自社株買いは上限2,800億円
主力のテストシステム事業の売上高は7,702億円(61.2%増)、セグメント利益は4,556億円(89.4%増)だった。同社は、AI関連のSoC半導体の生産数量の増加と複雑化を背景に、SoCテストシステムの売上が伸びたと説明している。データセンター投資の拡大を受け、DRAM向けを中心にメモリテストシステムの売上も増えた。
同日、2027年3月期の通期連結業績予想も上方修正した。売上高は2026年7月時点の1兆7,140億円から1兆8,630億円に、営業利益は8,460億円から9,670億円に、当期利益は6,600億円から7,415億円に引き上げた。当期利益の上積み幅は815億円になる。同社は、暦年2026年の半導体テスタ市場について、推論AIの進展に伴う高性能半導体の生産数量の増加と複雑化を背景に、過去最大の市場規模を更新すると見ている。
あわせて取締役会は、自己株式の取得を決議した。取得するのは普通株式で、上限は1,100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.5%)、取得価額の総額は2,800億円となる。取得期間は10月29日~2027年3月24日で、東京証券取引所での市場買い付けによる。株主還元と資本効率の向上が目的で、第3期中期経営計画の3年間合計で、総還元性向(配当額と自己株式取得額の合計を連結当期利益で割った比率)を50%以上とすることを目安にしているという。
では、過去最高を更新しながら、なぜアドバンテストは巨額の自社株買いにも踏み切ったのか。背景には、決算短信から読み取れる下期の想定と、株主還元をめぐる意外な試算がある。
・過去最高の中間期から、下期の利益はどう変わる想定か
・2,800億円の買い戻しは、利益の何割に当たるのか
・社債で1,000億円を調達しながら株を買う、資本政策の読み方
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