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- 2026/10/25 06:50 掲載
【比較】受注6割増でも赤字? DMG森精機・オークマら5社「工作機械バブル」の大勝ちは
受注2兆円ペースの衝撃、JIMTOF直前に見えた「異変」
工作機械の受注が、かつてない勢いで伸びている。日本工作機械工業会が公表した2026年9月分の速報によると、受注総額は2,232億円で、前年同月比60.4%増となった。内需は639億円(46.5%増)、外需は1,592億円(66.8%増)と、国内外そろって大きく伸びている。1~9月の累計はすでに1兆6,693億円(前年同期比43.3%増)に達した。工業会は年初に2026年の受注見通しを1兆7,000億円としていたが、坂元繁友会長は6月の定時総会後のあいさつで、これを2兆円に改めたと表明している。9カ月で年初の見通しにほぼ届いた計算で、2兆円も視野に入ってきた。
では、何がこの勢いを生んでいるのか。8月分の確報を見ると、受注総額は1,978億円(64.7%増)で14カ月連続の増加だった。外需は1,463億円と歴代最高額を更新し、23カ月連続で増えている。
特に目立つのが北米だ。宇宙産業や航空機関連の大型受注が集中し、北米向けは499億円と歴代最高額になった。工業会は、データセンタの予備電源や冷却関連、半導体製造装置、発電、航空・宇宙・防衛といった分野で需要が活発だと説明する。AIインフラへの投資と防衛・宇宙への投資が、工場の「マザーマシン」にまで波及している構図である。
こうした中、10月26日からは国内最大の工作機械見本市であるJIMTOF2026が東京ビッグサイトで始まる。22カ国・地域から1,134社が出展し、4,422小間が並ぶ大規模な展示会だ。
もっとも、業界全体が好調だからといって、すべてのメーカーが同じように稼げているわけではない。主要5社の最新決算を並べると、受注が伸びているにもかかわらず減収となり、赤字に陥った会社もある。受注の追い風を利益に変えられている会社と、そうでない会社の差はどこにあるのか。5社の決算から読み解いていこう。
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