- 会員限定
- 2024/09/23 掲載
野口悠紀雄氏がススメる「タイパ最強の勉強法」、教科書から勉強は時間の“ムダ”?
連載:野口悠紀雄のデジタルイノベーションの本質
1940年、東京に生まれる。 1963年、東京大学工学部卒業。 1964年、大蔵省入省。 1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。 一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任。一橋大学名誉教授。
noteアカウント:https://note.com/yukionoguchi
Twitterアカウント:@yukionoguchi10
野口ホームページ:https://www.noguchi.co.jp/
★本連載が書籍化されました★
『どうすれば日本経済は復活できるのか』 著者:野口悠紀雄
購入サイトはこちら:https://www.sbcr.jp/product/4815610104/
勉強は「独学ですべし」
リスキリングの重要性がさまざまなところで強調されている。このために、多くの人が講習を受けたり、学校に通ったりしている。しかし前回述べたように、リスキリングは独学で進めることができる。定年後の仕事を得るため資格試験の勉強をするような場合に、特にそうだ。
学校の場合には、勉強する時間帯を自分の都合だけで決めるわけにはいかないが、独学なら、自分の都合で勉強時間を確保できる。だから、仕事をしながら勉強するのが容易だ。また、理解するまで繰り返し勉強できる。
その際に、ChatGPTが重要な役割を果たす。前回、ChatGPTでは、勉強に必要な時間など個人によって答えが違う質問、つまりは検索エンジンでは得られない答えを得られると述べた。ChatGPTは、「逆向き勉強法」を進める段階においても、極めて強力だ。
「逆向き勉強法」とは、教科書で基礎から勉強するのでなく、いきなり過去問から始める方法だ。前回はその概要を述べたが、今回は、これがどのようなものであるかを詳しく説明しよう。 【次ページ】「教科書から勉強」は時間のムダか?
AI・生成AIのおすすめコンテンツ
AI・生成AIの関連コンテンツ
PR
PR
PR