• 2026/06/11 掲載

【Copilot】もうパワポは自分で作らない…“期待外れ”返上「2大アプデ」がヤバすぎた

連載:Copilot for Microsoft 365で変わる仕事術

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PowerPointのCopilotに対して、「自然言語でスライドが作れる」という大きな期待を持っていた方は多いのではないでしょうか。筆者もその1人でした。ところが実際に使ってみると、結局は自分の手で作る必要があるなど、どこか物足りなさを感じていたと思います。しかし、Copilotが自然言語の指示で直接編集してくれる時代が到来しました。大幅に進化したAIモデルの力を借りて、私たちがイメージしていたCopilotが、やっと現実のものになりつつあるのです。ビジネス資料の作り方をまるごと変えてしまうかもしれない、その驚くべき中身とは何か。本稿では、PowerPointのCopilotに関するアップデートを紹介していきます。
執筆:内田洋行 太田 浩史

内田洋行 太田 浩史

1983年生まれ、秋田県出身。2010年に自社のMicrosoft 365(当時BPOS)導入を担当したことをきっかけに、多くの企業に対してMicrosoft 365導入や活用の支援をはじめる。Microsoft 365に関わるIT技術者として、社内の導入や活用の担当者として、そしてひとりのユーザーとして、さまざまな立場の経験から得られた等身大のナレッジを、各種イベントでの登壇、ブログ、ソーシャルメディア、その他IT系メディアサイトなどを通じて発信している。

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プレゼン資料を自動生成してみた(後ほど詳しく解説します)

パワポのCopilot「2つの大変化」

 本連載では以前、ExcelにおけるCopilotの大幅な機能強化である「エージェントモード」を紹介しました。アプリ内のCopilotと会話をしながらデータ集計やグラフ作成を行う体験は、Excelの使い方を考え直させるほどの大きなインパクトがあったのではないでしょうか。現在は、同じ進化がPowerPointにもやってきています。

 PowerPointのCopilotにおける大きな変化は、次の2点に集約されます。

  • Copilotが資料内の作業を直接行えるようになった
  • 最新のAIモデルを利用できるようになった

 1つ目は、先述したExcelの「エージェントモード」がPowerPointにも導入された点です。現在、名称は「Edit with Copilot」に改められ、PowerPointにおけるCopilotチャットの既定の体験になりました。これによりユーザーは、Copilotと会話をしながらスライドを直接編集していくことができます。

 2つ目は、利用できるAIモデルが大幅に強化されたことです。テキスト生成ではアンソロピックやOpenAIの最新モデルを、さらに画像生成でも新しいモデルを選択できるようになり、出力の品質が大きく向上しました。

 それでは、それぞれの変化を具体的に見ていきましょう。

【変更点1】Copilotが「直接」編集してくれる

 まず紹介するのは、Edit with Copilotです。2026年4月22日、マイクロソフトはWord、Excel、PowerPointのCopilotにおけるエージェントモードの一般提供開始を発表しました。併せて名称を「Edit with Copilot」に改め、Copilotチャットを開くと最初からこのモードで動作するようになっています。

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【画像付き記事全文はこちら】アプリ内でCopilotチャットを開くと既定で「Edit with Copilot」が選択されている。日本語では「編集を許可する」と表示される
(筆者提供)

 大きな変化は、Copilotが相談相手という存在から共同作業者に変化したことです。これまでのCopilotチャットでは、質問すれば内容の整理の手伝いや、書き換えの案を提示してくれるというだけのものでした。そして、それをスライドに反映するのは結局自分の仕事です。

 コピーして貼り付けて、書式を整えてと、便利ではあるものの「もう少し踏み込んで作業をしてくれたらいいのに」と感じることも多くありました。Edit with Copilotでは、その「もう少し」が実現されています。チャットで依頼すると、Copilotがスライドを直接編集してくれるのです。

 たとえば、既存のスライドに対して、「このスライドの文章をもっと簡潔にして」と頼めば、Copilotがその場で文章を書き換えます。「スピーカーノートを追加して」と頼めばノートが追加され、「全体を英語に翻訳して」と頼めばスライド全体が英語に置き換わります。

 マイクロソフト自身もこのようなアップデートに対して、公式のブログにおいて「Copilotを出荷したときには、基盤のAIモデルはアプリケーションを操作できるほど強力ではなかった。この1年でモデルは大きく進歩し、複数ステップの編集作業を確実にこなせるようになった」と述べており、Copilotがやりたかったことがやっと機能として提供できるようになったことが伺えます。

【次ページ】【変更点2】好みのAIモデルで「テキスト&画像生成」
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