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  • 2021/11/26

「9割が未払い」「3割超が返品」ファッション業界が直面、サプライチェーン混乱の弊害

コロナ禍を起因とするサプライチェーンの混乱は、米国の自動車、半導体など多くの産業に及んでいるが、実はファッション業界もその1つである。株式アナリストのマイケル・フィールド氏とデヴィッド・ホイストン氏は、サプライチェーンがどのように圧力を受けたか、そしてこれがファッションメーカーと小売業者にとって何を意味するのかを調査した。本稿では、サプライチェーンの混乱によってファッション産業が打撃を受けたそもそもの要因は何か、そして、利益を得る準備ができているファッション企業はどこかを見ていく。

執筆:Morningstar、翻訳校正:FinTech Journal編集部

執筆:Morningstar、翻訳校正:FinTech Journal編集部

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オンラインショッピングが増加する中、ファッション業界の小売業者は依然、納品の遅れに見舞われている

※本記事は、米国モーニングスター社の記事「How Supply Chain Troubles Snagged the Fashion Industry」をもとにFinTech Journal編集部が翻訳・再構成したものです。米国モーニングスターの独占的な権利に属しており、私的利用かつ非営利目的に限定します。また、米国モーニングスター及びその関連会社は、本翻訳記事の利用に関して一切の責任を負いません。

メーカーと小売業者の立地関係が明暗を分けた

 中国は圧倒的な世界最大のファッション輸出国である。下図は、中国がファッション輸出全体の36.5%という大きなシェアを占めており、2位のインドはシェア6.5%であることを示している。

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ファッション商品輸出上位国シェア
(出典:MDSトランスモーダル。2021年8月15日現在のデータ)

 そして2020年初頭、新型コロナウイルスのパンデミックが中国に最大の打撃を与えたとき、そのまん延を食い止めるべく製造工場が閉鎖された。「業界が中国のファッション輸出に依存しすぎていたため、これが欧米のファッション小売業者に最初の混乱の波を引き起こした」とフィールド氏とホイストン氏は言う。

 中国の経済が再開した2020年4月頃、欧米諸国の多くでロックダウンが始まり、それ以降、混乱は激しさを増した。中国での生産の停止と再開は、信頼できない出荷スケジュールと相まって、この頃の大手ファッション小売業者には信頼できる製造パイプラインがなかったことを意味する。

 両氏は、「こうした状況が、ZARA(ザラ)を所有するインディテックスのような小売最終市場の近くで商品を製造しているファストファッション企業の力になった」と説明する。こうしたサプライチェーンの脆弱性を認識し、小売業者は製造サプライチェーンの多様化を強いられることになるが、それにはコストがかかる。

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