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- 2025/08/18 掲載
【徹底解説】三菱UFJの逆襲が始まった……三井住友・みずほに挑む「新事業の伸びしろ」
連載:デジタル個人金融最前線(第4回)
株式会社マリブジャパン代表取締役。日本金融学会会員。三菱銀行、シティグループ証券、シティバンクで、主に銀行クレジットアナリスト、富裕層向け資産運用アドバイザーとして活躍。その後、独立。著書に『銀行ゼロ時代』(朝日新書)、『人生100 年時代の銀行シニアビジネス事例』(近代セールス社)、『なぜニセコだけが世界リゾートになったのか』(講談社+α新書)など。
3メガ初、三菱UFJ「デジタルバンク新設」の内容
2025年5月、三菱UFJは個人向け金融サービスの新ブランドとして「エムット」を展開していくことを発表した。同時に、2026年度中にデジタルバンクを設立することを発表した。実現すれば、グループ傘下に直接ネット銀行を抱える銀行は3メガで初となる。これまで、グループ内のネット銀行としては「auじぶん銀行」がその役割を担っていた。しかし、2025年1月末、三菱UFJとKDDIが共同出資してきた「auカブコム証券」が三菱UFJ銀行の完全子会社(社名は三菱UFJeスマート証券に変更された)となった一方で、「auじぶん銀行」がKDDIの完全子会社となり、三菱UFJはグループ内に“ネット銀行を持たない状態”になっていた。
そうした中でのデジタルバンク設立の発表となった。新設されるデジタルバンクは、魅力的な金利・手数料などの提供に加え、先進的なUI/UXといった強みを持ち、新しい金融サービス「エムット」における機能向上を支える重要な存在となる。
三菱UFJ「新デジタルバンク」の“最大の武器”
なお、新設されるデジタルバンクのサービスは、既存の「三菱UFJ銀行アプリ(全面リニューアルされた)」を通じて、三菱UFJ銀行のサービスと統合的に提供されるイメージとなる。利用者からすると、1つの銀行・サービスを利用しているような「一体的な顧客体験」となるようだ。
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