• 2026/03/08 掲載

サムスンが2030年までに全工場をAI駆動型に完全移行へ

デジタルツインやAIエージェント、人型ロボットを全工程に導入

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サムスン電子は2030年までに国内外のすべての製造拠点を人工知能が自律的に運営するAI駆動型工場に転換する戦略を発表した。デジタルツイン技術やAIエージェント、人型ロボットを製造の全工程に導入し、自動化を超えた自律的な生産現場を構築して生産性と品質の飛躍的な向上を目指す。
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(画像:ビジネス+IT)
 同社は資材の入庫から生産、出荷に至るまでの全製造工程において、現実の物理的な工場を仮想空間に再現するデジタルツインを活用したシミュレーションを導入する。また品質や生産、物流の各分野に特化して自律的にタスクを遂行するAIエージェントを配置し、データに基づく分析や事前検証のシステムを強化する。これによりグローバルな生産拠点全体で最適化された製造環境を構築し、生産活動の効率化を図る。
 
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【図版入り記事はこちら】サムスンが2030年までに「AI駆動型工場」を稼働(図版:ビジネス+IT)

 モバイル事業で蓄積した知見も製造現場に応用する。最新スマートフォンGalaxy S26で採用した自ら目標を設定し計画を自律的に実行するエージェンティックAIの技術を製造設備や修理、物流システムに組み込む。この技術により指示を待つのではなく自ら判断して動くシステム基盤を現場に整備する。さらに単純な自動化から完全な自律化への移行を見据え、人型のヒューマノイドロボットをすべての製造プロセスに段階的に導入する。

 生産ラインや設備を管理するオペレーティングボットや資材を運ぶ物流ボット、組み立て工程を担うボットを人工知能と組み合わせることで現場の自律化基盤を強化する。

 人工知能の活用は生産効率の向上にとどまらず労働環境の安全性向上にも向けられる。高温や騒音などで人が作業しにくいインフラ施設にはデジタルツイン技術に基づく環境安全ボットを配置する。製造現場の潜在的な危険要因を事前に検知して事故を防ぎ全体的な安全水準を引き上げる体制を整える。

 同社はスペインのバルセロナで開催されるモバイル通信産業展示会MWC2026において、この産業用AI戦略とデジタルツインに基づく製造革新のビジョンを詳細に公開する。同時に産業分野における人工知能の自律性拡大に伴うガバナンス強化の戦略も提示し、設計段階から安全メカニズムを組み込むことで顧客やパートナーが信頼できるシステムの構築を進める方針である。

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