- 2026/05/27 掲載
SpaceXが、Starshipによる初の有人火星飛行ミッションを発表
同氏がコマンダーを務めるこのミッションは、火星に接近通過(フライバイ)した後に地球へ帰還する、約2年間にわたる長期の行程となる。ワン氏は自身のXアカウントにおいて、このミッションの動機が人類の「多惑星生存」のプロセスを推進することにあると説明した。また、ミッションの権利を購入した理由について、スペースXが火星探査の目標を忘れず、火星プログラムを次世代に先送りしないようにするためだと明確に述べている。
さらに同氏は、火星が望遠鏡で観測する単なる光の点ではなく、人類が到達し安全に往来できる現実の世界であることを証明したいとの考えを示した。一方、月への民間有人宇宙飛行には、米国の起業家デニス・チトー氏とその妻アキコ・チトー氏、そしてチュン・ワン氏が参加する。
デニス・チトー氏は2001年に民間人初の宇宙旅行者として国際宇宙ステーション(ISS)を訪問した実績を持つ。この月周回ミッションは1週間の行程を予定しており、参加者は月面から200km以内の距離をフライバイ通過する計画である。
なお、ワン氏は2025年にもSpaceXの宇宙船「クルードラゴン」を用いた史上初の有人極軌道飛行ミッション「Fram2」においてコマンダーを務めており、宇宙飛行経験を積んだ上で今回のミッションに臨むこととなる。スペースXは本ミッション発表後の5月23日に、第3世代Starshipによる第12回試験飛行を実施した。
サブオービタル飛行を行ったStarship宇宙船は、計画通りインド洋への着水に成功しており、ミッション実現に向けた機体の開発は着実に進展している。ただし、今回発表された火星および月への民間有人宇宙飛行ミッションの具体的な実施時期については、現時点で明らかにされていない。
航空・宇宙・軍事ビジネスのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR