• 2026/08/14 20:00 掲載

テスラ、テキサス州に総工費100億ドル超の太陽電池工場を申請、垂直統合生産拠点

「Project Crystal Sun」9700人以上の雇用を創出

1
会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
米テスラがテキサス州に100億ドル(約1兆5000億円)規模の巨大太陽電池工場を建設する計画を同州に申請したことが明らかになった。プロジェクト名は「Project Crystal Sun」とされ、実現すれば9700人以上の雇用を創出する同社最大規模の米国製造拠点となる。
テスラ、テキサス州に総工費100億ドル超の太陽電池工場を申請、垂直統合生産拠点の画像
(Photo/Shutterstock.com/Skyloom Production)
 テスラがテキサス州監査長官に提出した税制優遇措置の申請書によると、新工場はヒューストン近郊のフォートベンド郡に建設が予定されている。同社はポリシリコンから太陽電池セルおよびモジュールまでを一貫生産する垂直統合型の製造拠点を構築し、2029年第1四半期の商業生産開始を見込んでいる。投資総額は約101億1600万ドルに上り、9712人の正社員雇用と、建設段階における1147人の一時雇用を創出する計画だ。

 この巨大プロジェクトは、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が掲げる「米国内で100ギガワットの太陽光発電能力を構築する」という長期目標の実現に向けた動きとなる。テスラは目標達成のため、蘇州邁為科技(Suzhou Maxwell Technologies)など中国の設備メーカーから29億ドル相当の太陽電池製造設備を調達する協議を進めていることが複数のメディアで報じられている。

画像
【図版付き記事はこちら】テスラ、テキサス州に巨大太陽電池工場を申請、100億ドル超(図版:ビジネス+IT)
 さらに、近隣のブルックシャーで建設が進む大型蓄電システム「メガパック」の製造拠点と新工場を連携させることで、太陽光発電と蓄電池を統合したエネルギー供給網を米国内で確立する狙いがある。

 ただしテスラは申請書の中で、テキサス州が最終的な建設予定地として確定したわけではないと明記している。同社は他州の競合サイトも同時に評価しており、今回の税制優遇措置が認められない場合は別の州で工場を建設する条件を提示した。テキサス州が2024年に導入した新たな税制優遇制度「JETI(Jobs, Energy, Technology, and Innovation Act)」に基づく10年間の固定資産税減免措置を獲得できるかどうかが、プロジェクトの行方を左右する。

 JETIプログラムはハイテク製造業やエネルギー分野の大規模投資を州内に誘致する目的で設立されており、テスラによる今回の申請は同プログラムにおける最大規模の案件となる。米中対立を背景にサプライチェーンの国内回帰が推進される中、北米最大級のクリーンエネルギー製造ハブの実現に向けた同社の動向が焦点となっている。

Googleで見つけやすく

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 1

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像