• 2026/08/31 06:50 掲載

【比較】富士電機・日立ら5社「AI電力特需」でもなぜ差? 決算が示す“成長の源泉”

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AIの普及などを背景に、電力インフラへの投資が広がっている。そこで注目を集めているのが、変圧器や送変電設備、受配電設備、UPSなど、電力インフラを支える機器・システムを供給する企業だ。2026年7~8月に発表された最新決算では、富士電機、日立製作所、三菱電機、明電舎、ダイヘンの5社で受注拡大や利益成長が相次いだ。ただし、その中身は一様ではない。AIデータセンター需要との結び付きが強い企業もあれば、送電網更新や海外変電、再生可能エネルギー関連の需要を取り込んでいる企業もある。決算の中身を詳しく見ると、各社で異なる成長の構図が浮かび上がる。
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AIデータセンター需要で追い風?電力機器5社の「成長の源泉」は…
(後ほど詳しく解説します)

AIデータセンターを支える「電力機器」に広がる商機

 生成AIへの巨額投資で真っ先に注目されてきたのは、米エヌビディア(NVIDIA)のGPUだった。しかし、AIデータセンターを増やす上で、今制約になりつつあるのは半導体だけではない。「電力をどう届けるか」という、より物理的な問題である。

 国際エネルギー機関(IEA)によると、世界のデータセンターの電力消費量は2025年に前年比17%増え、AI向けデータセンターに限れば50%増えた。IEAが集計する大手テクノロジー5社の設備投資額は、2025年に4,000億ドルを超え、2026年にはさらに75%増える見通しだという。

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【図版3点付き記事全文(約4500字)はこちら】5社の「成長の中身」を決算をもとに徹底比較
AIデータセンターを支える「電力機器」に広がる商機
(画像:編集部作成)

 問題は、その電力を発電所からサーバまで運ぶ設備の供給が簡単には増やせないことだ。ロイターは2026年7月、米国でAIデータセンター建設の急増が、以前から続いていた変圧器などの供給不足をさらに悪化させていると報じた。一部の大型電力用変圧器では、納期が2020~2021年ごろの約1年から数年に延びているという。

 そこで注目を集めているのが、変圧器や送変電設備、受配電設備、UPSなど、電力インフラを支える機器・システムを供給する企業である。日本でも富士電機、日立製作所、三菱電機、明電舎、ダイヘンらは、電力需要の拡大をそれぞれ異なる事業領域で取り込んでいる。 【次ページ】【5社決算】富士電機・日立ら追い風でも違う「成長の中身」
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