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- 2026/11/05 18:13 掲載
中国当局がソフトバンクのABB買収に待った、国内の取得禁止で53.75億ドル案件に暗雲
この取引は、2025年10月に発表されたもの。企業価値は53.75億ドル(発表当時の換算で約8,187億円)で、ABBはロボティクス部門を分離して上場させる計画を取りやめ、ソフトバンクグループへの売却を選んでいた。ABBがロボティクス事業を切り出して持ち株会社を新設し、ソフトバンクグループが子会社を通じてその全株式を取得する手法で、ソフトバンクグループの取締役会はすでに承認を済ませていた。完了の時期は、2026年半ばから後半が見込まれていた。
ソフトバンクグループは、AIチップ、AIロボット、AIデータセンター、電力を人工超知能(ASI)の実現に不可欠な4分野と位置づけている。ABBロボティクスの買収は、このうちAIロボット事業の強化を狙ったものだ。取引の完了には、EU、中国、米国などの規制当局の承認が必要とされていた。
ABBによると、取引は規制当局の承認などを条件としており、承認を得る手続きはソフトバンクグループが管理している。ABBとソフトバンクグループは緊密に連絡を取り、取引に向けて前向きに協力しているという。
今回の発表は、中国の外国投資安全審査の担当機関による禁止を確認したもので、対象は中国国内での取得だ。発表文では、禁止の理由や、取引全体の今後の見通しには触れておらず、両社が緊密に対話を続けていることを示すにとどまる。
では、中国の禁止判断は、ソフトバンクグループの買収計画とABBの想定にどこまで響くのか。背景には、ABBが見込んでいた巨額の利益と、報道で伝えられている中国側の別の動き、そして残る各国の審査がある。
・ABBが見込む約24億ドルの利益は守られるのか
・「中国が阻止」の第一報と、公式発表のずれ
・EUは承認済みでも、米中の審査の行方は
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