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- 2026/10/29 06:50 掲載
販売台数 全米1位まで秒読み…“バカ売れ”トヨタがつかんだ“売れ筋車種”とは
連載:米国の動向から読み解くビジネス羅針盤
米NBCニュースの東京総局、読売新聞の英字新聞部、日経国際ニュースセンターなどで金融・経済報道の基礎を学ぶ。現在、米国の経済を広く深く分析した記事を『週刊エコノミスト』などの紙媒体に発表する一方、『Japan In-Depth』や『ZUU Online』など多チャンネルで配信されるウェブメディアにも寄稿する。海外大物の長時間インタビューも手掛けており、金融・マクロ経済・エネルギー・企業分析などの記事執筆と翻訳が得意分野。国際政治をはじめ、子育て・教育・司法・犯罪など社会の分析も幅広く提供する。「時代の流れを一歩先取りする分析」を心掛ける。
トヨタ「米国首位」奪取は、来年?…王者GMまであと10万台
トヨタが米国で、地元勢で最も規模の大きい米ゼネラルモーターズ(GM)を抜いて、数年内に販売台数で米国ナンバーワンの自動車企業になる可能性が高まっている。実際に、2026年上半期にはGMの販売台数134万台に対して、トヨタの販売台数は124万台と10万台の差まで肉薄。一方、1~9月期の実績によると、GMの201万2299台に対してトヨタの187万6614台と、差が13万5685台まで再び開いた。王者を抜くのは容易ではなく、米メディアは今年中にトヨタがGMを抜くとは見ていない。
トヨタは2021年に一度、90年間にわたり米自動車販売で首位を維持してきたGMを抜いて1位となったことがあるが、これはパンデミック期の世界的な自動車向け半導体不足の影響がGMでより深刻であったためで、翌2022年にはGMが再び首位に返り咲いた。
最大2.5兆円損失からの逆転策とは
在庫わずか5日未満… “人気過ぎる”トヨタのハイブリッド
こうした販売競争の中、米国の権威ある消費者団体専門誌のコンシューマー・レポートが2025年12月に発表した38万台以上のデータに基づく自動車信頼度調査によると、トヨタが新車のカテゴリーにおいて、「最も信頼できる自動車ブランド」の首位に輝いた。中古車のカテゴリーでもレクサスに次いで2位だった。イラン戦争で高騰したガソリン価格が高止まりする中、消費者は燃費がよく、壊れにくいクルマを求めており、評判の高いトヨタ車のハイブリッドはディーラーの店頭に入荷した途端に飛ぶように売れてしまう。たとえば、米ロサンゼルス・タイムズ紙が6月に報じたところによると、2026年型RAV4の平均在庫日数はわずか5日未満であった。
1~3月期に記録されたハイブリッド車全体の在庫日数の47日、ガソリン車全体の75日、EV全体の85日と比較して、いかにトヨタ車の人気が高いかわかる。
どうして“あのSUV”が米国内で「バカ売れ」しているのか
特に、燃費の良さはトヨタ車の大きなウリである。米運輸省は9月に、バイデン前政権が定めた2031年型車の平均燃費基準を、1ガロン当たり50.4マイル(1リットル当たり約21.4キロ)から大幅に引き下げ、1ガロン当たり34.9マイル(1リットル当たり約14.8キロ)とすることを決定した。
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