記事 金融セキュリティ 金融庁準拠だけでは「サイバー防衛」は大変?新評価基準「CRI Profile」が役立つワケ 金融庁準拠だけでは「サイバー防衛」は大変?新評価基準「CRI Profile」が役立つワケ 2026/06/25 1 金融機関のサイバー態勢を「測って、比較して、目標を置く」にはどんな枠組みが必要か。本稿では、その解決策として海外で関心が高まる「CRI Profile(シーアールアイ・プロファイル:Cyber Risk Instituteが策定したサイバーセキュリティプロファイル)」に注目する。まずは同フレームワークを構成する「3つの部品」を紐解き、評価の構造を解説し。そのうえで、金融庁ガイドラインなどの国内ルールとどう「接続」し、実務の「3つの評価軸」へ落とし込むべきかを提示していく。単なる「点検」から脱却し、経営陣の“投資判断”を引き出すための実践的なアプローチを見ていこう。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS AI×国家監視も?財務省・金融庁・デジ庁が語る「デジタルマネー・本人確認」の最前線 AI×国家監視も?財務省・金融庁・デジ庁が語る「デジタルマネー・本人確認」の最前線 2026/06/23 2 円建てステーブルコイン「JPYC」の発行や、欧州で進むCBDC(中央銀行デジタル通貨)導入など、デジタルマネーの社会実装が現実味を帯びる中、「お金」を巡る官民の役割分担や制度設計のあり方が大きな転換点を迎えている。FIN/SUM2026では、財務省、金融庁、デジタル庁のキーパーソンが集結。「民間マネー拡大で高まる財務省・金融庁・日銀の連携の必要性」「国際送金で壁となるKYC(本人確認)の課題」「“マイナバンク”構想の舞台裏」「AI時代に国家は個人情報へどこまで関与すべきか」まで踏み込んだ議論が交わされた。デジタルマネーは社会をどう変え、国家と個人の関係をどう変えていくのか――。各省庁の実務責任者たちが“現実論”を語った。
記事 キャリア形成 【過去最高】シニア起業が増加中…それでも独立を勧められない“残酷な現実”とは 【過去最高】シニア起業が増加中…それでも独立を勧められない“残酷な現実”とは 2026/06/22 5 帝国データバンクが2026年5月に公表した調査結果から60代以上の「シニア層」の新規起業数が過去最高を記録した。「人生100年時代」という言葉が定着した今の時代、退職後のセカンドライフにフリーランスとして独立したり、現役時代の人脈、経験を生かししてスモールビジネスを展開したりする人が増えているとみられる。だがそれだけで、「老後は雇われるよりも起業すべきだ」と考えるのは危険だ。自らも起業家であり、さらにシニアの転職支援に長年携わってきた筆者が、データだけではないシニア起業のリアルを解説する。
記事 株式・債券・金利・資金調達 半導体一極集中は本当?日本株を牽引する“意外なセクター”と好調脅かす「死角」とは 半導体一極集中は本当?日本株を牽引する“意外なセクター”と好調脅かす「死角」とは 2026/06/19 4 2026年6月、日経平均株価は初めて7万円の大台を突破。長らく半導体関連銘柄の一極集中と称される市場の盛り上がりを見せるが、実はその裏で非鉄金属やガラス、それ以外にも幅広い分野が新たな存在感を示している。しかし好調な株価の影には、個人消費や賃金上昇、原油高や長期金利上昇といった「日本株の死角」も潜んでいる。本稿では、今後の日本株の持続的な成長を左右する要因を第一ライフ資産運用研究所 主席エコノミスト 藤代氏が多角的に探っていく。
記事 AI・生成AI MUFG・SBIも参戦、「AIエージェント」で激変する金融、勝敗分ける“責任の境界”とは MUFG・SBIも参戦、「AIエージェント」で激変する金融、勝敗分ける“責任の境界”とは 2026/06/19 6 ChatGPTなどの生成AIを活用し、顧客対応を自動化する銀行が増えている。しかし、AIが誤答をした際のリスクや「責任の境界線」をどこに引くかは、各行の大きな課題だ。そうした中、MUFGやSBIグループが2026年中の「AIエージェント」実装へと動き出し、AIの活用は“単なる効率化”から“業務の根幹”へと広がりつつある。金融庁はこうしたAIの本格活用に対し、どのようなスタンスを示しているのか。本記事では、金融業界におけるAI活用の最前線と、導入企業が直面する「責任の境界」のリアル、そして求められる組織の再検討について徹底解説する。
記事 金融勘定系システム FFGはなぜ「金融インフラ企業」を目指す? みんなの銀行・BaaS・半導体戦略を読み解く FFGはなぜ「金融インフラ企業」を目指す? みんなの銀行・BaaS・半導体戦略を読み解く 2026/06/18 9 みんなの銀行、BaaS、TSMC進出、企業価値担保権──。ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)はいま、従来の「地方銀行」の枠を超えた金融インフラ企業への進化を模索している。デジタルバンクを実験場として活用しながら、地域産業、半導体、スタートアップ支援までを接続する構想は、何を目指しているのか。FFG取締役社長・五島久氏に、その戦略の実装論を聞いた。
記事 地銀 メガバンクにどう対抗?過去最高益の裏で進む「地銀格差」と“勝ち残る銀行”の条件 メガバンクにどう対抗?過去最高益の裏で進む「地銀格差」と“勝ち残る銀行”の条件 2026/06/17 7 上場地方銀行の2025年度決算が出揃い、「過去最高益」に沸く地銀が続出している。日銀の“緩やかな”利上げを追い風に、預貸ビジネスの収益環境が改善したことが主な要因だ。しかし、この好業績を手放しで喜ぶことはできない。好決算の裏では、収益改善遅れが鮮明となっている銀行もあり、銀行間の格差がかつてないほど拡大しているからだ。さらに、メガバンク3行だけで上場地銀73行の合計の“3倍以上”もの純利益を稼ぎ出しており、その圧倒的な差は埋まる気配すらない。今後さらに利上げが加速する「金利のある世界」で、メガバンクやネット銀行の猛攻から地銀はどう生き残るべきか。“消える銀行”と“勝ち残る銀行”の境界線と、「地銀の攻め」の裏側を徹底解説する。
記事 金融政策 日銀「利上げ」で景気は失速するのか? 物価高ニッポンが直面する“最大のジレンマ” 日銀「利上げ」で景気は失速するのか? 物価高ニッポンが直面する“最大のジレンマ” 2026/06/16 4 日本は「失われた30年」を本当に抜け出したのか。円安と原油高に揺れる日本経済で、日銀の利上げが大きな焦点になっている。利上げは円安を抑え、物価高を和らげる可能性がある一方、景気を腰折れさせるリスクもある。“利上げ後”の日本経済の展望をエコノミストの永濱利廣氏に聞いた。
記事 金融業界グローバル動向 三井住友・三菱UFJも動いた?「ESGフィンテック」淘汰と覇権争いが始まった 三井住友・三菱UFJも動いた?「ESGフィンテック」淘汰と覇権争いが始まった 2026/06/16 6 一時のブームが去り、「ESG(環境・社会・ガバナンス)は終わった」と囁かれる昨今。しかし水面下では、三井住友銀行や三菱UFJ銀行ら巨大プレイヤーを巻き込んだ、新たな“データ覇権争い”が勃発している。理念や綺麗事だけを掲げるフィンテック企業が次々と淘汰される中、生き残る企業の条件とは何か? 本稿では、激変する「ESGフィンテック」市場のリアルと、日本の金融機関が迫られる“残酷な構造変化”に迫る。
記事 AI・生成AI 「中国も困るから台湾は攻めない」は本当か…TSMC海外移転で揺らぐ“半導体の盾”神話 「中国も困るから台湾は攻めない」は本当か…TSMC海外移転で揺らぐ“半導体の盾”神話 2026/06/15 6 「台湾はTSMCがあるから中国に攻められない」。そうしたシリコンシールド論が揺らいでいる。AIや軍事に不可欠な先端半導体は今も台湾に集中するが、TSMCは米国、日本、ドイツへ拠点を広げ始めた。台湾だけが持つ戦略的価値は弱まるのか、それとも短期には代替不能なのか。ここ数年で、“半導体の盾”をめぐる論調は大きく変化してきている。
記事 金融AI メガバン行員もヤバい…? Claudeが社内コード8割を自動執筆の「次の衝撃」とは メガバン行員もヤバい…? Claudeが社内コード8割を自動執筆の「次の衝撃」とは 2026/06/13 2 AIがコードの8割を書く時代に、次に揺らぐのは銀行員の仕事なのか。Anthropic(アンソロピック)はClaudeが社内コードの大半を自律執筆し、開発量を8倍に押し上げたと報告した。さらにAIの自己改善、1万件超の脆弱性発見、開発停止の提言へ議論は広がる。国内ではSBIグループを皮切りにメガバンクも金融AIエージェント導入を急ぐ。融資審査や書類作成が数秒で変わる現場で、銀行員の仕事はどこまで再定義されるのか。
記事 地銀 なぜFFGは「地銀の常識」を捨てたのか? 五島社長に聞くAI・BaaS時代の銀行戦略 なぜFFGは「地銀の常識」を捨てたのか? 五島社長に聞くAI・BaaS時代の銀行戦略 2026/06/12 9 地方銀行は、貸出と預金を積み上げるだけでは伸びない時代に入った。人口減少やAIの急進展、非金融事業者の金融参入──複合する環境変化の中で、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)はいま、事業と人材の配分そのものを変えようとしている。みんなの銀行、BaaS、AIファーストな組織、そして半導体エコシステム。FFG取締役社長・五島久氏に、地域金融の再設計と「貸すだけではない銀行」の未来像を聞いた。
記事 情報漏えい対策 【超入門】金融庁が急かす「TPCRM」とは?「委託先」情報漏えいで“詰む”前に… 【超入門】金融庁が急かす「TPCRM」とは?「委託先」情報漏えいで“詰む”前に… 2026/06/12 3 金融機関にとって、外部サービスの活用は競争力の源泉です。同時に、委託先を経由したサイバー攻撃や情報漏えいは、金融機関自身の信頼を揺るがす重大リスクになっています。金融庁の調査報告書を基に、サードパーティーのサイバーセキュリティ管理(TPCRM)における課題と、欧米の金融機関が実践するリスク統制の具体策について徹底解説していきます。
記事 金融AI NECとAnthropic、三井住友FGなど金融機関8社とAI共創で連携 NECとAnthropic、三井住友FGなど金融機関8社とAI共創で連携 2026/06/12 2 日本電気(NEC)と米Anthropic(アンソロピック)は2026年6月11日、三井住友フィナンシャルグループなど国内主要金融機関8社と連携し、AIを活用した金融分野における新たな価値創出と社会実装に向けた取り組みを開始したと発表した 。高い安全性と正確性が求められる金融業界を起点とし、個社や業界の枠を超えた協働体制を構築することで、社会に不可欠な金融インフラの強靱化を目指す 。
記事 AI・生成AI 【松尾研究所】RAG導入はなぜ失敗? 「AI前提」の超・情報設計とは 【松尾研究所】RAG導入はなぜ失敗? 「AI前提」の超・情報設計とは 2026/06/11 19 金融機関をはじめ、多くの企業が生成AIや「RAG(検索拡張生成)」の導入を進めている。しかし、高価な最新AIモデルを導入したにもかかわらず、「期待した精度が出ない」「古い情報ばかり参照してしまう」と頭を抱える企業は後を絶たない。 果たして、AI活用を失敗に導く“最大の罠”はどこにあるのか? 実は、その根本原因は「AIの性能」ではなく、企業内に眠る「人間向けのレガシーな文書」にあった。本稿では、クレディセゾンの先進的な取り組みを紐解き、生成AI時代を勝ち抜くための“真のデータ戦略”に迫る。
記事 金融AI SBIグループが米Anthropicと提携、全社へのClaude導入と金融AIエージェントの共同開発 SBIグループが米Anthropicと提携、全社へのClaude導入と金融AIエージェントの共同開発 2026/06/10 2 SBIホールディングスは米Anthropicと生成AI「Claude」を活用した全社的なAIトランスフォーメーションの推進で合意したと発表した。日本の金融グループにおける同社との提携は初となる 。全役職員への展開による業務改革に加え、個人向け金融AIエージェントの共同開発やセキュリティツール「Claude Security」の検証を行う。
記事 株式・債券・金利・資金調達 27年春「手形・小切手」消滅へ、“資金化不能”になる前に…今すぐやるべき3ステップ 27年春「手形・小切手」消滅へ、“資金化不能”になる前に…今すぐやるべき3ステップ 2026/06/10 4 長らく日本の企業間決済を支えてきた紙の手形と小切手が、姿を消そうとしています。2027年3月末をもって、電子交換所における手形・小切手の交換が完全に廃止されます。ギリギリまで紙ベースの運用を続けると、受け取った手形が資金化できなくなるリスクも潜んでいます。本記事では手形廃止の背景と、民間企業が今すぐ取り組むべき3つの移行ステップ、そして銀行ビジネスへの実際の影響について解説していきます。
記事 金融勘定系システム メガバン・地銀も激変、預金より重要な指標とは? インフキュリオン・北國銀の答え メガバン・地銀も激変、預金より重要な指標とは? インフキュリオン・北國銀の答え 2026/06/10 13 日本のキャッシュレス決済は進んだ。しかし、その恩恵は主にB2C領域にとどまっている。約1,160兆円規模とされるB2B決済では、依然として銀行振込を中心としたアナログな構造が残る。インフキュリオンはこの領域に対し、エンベデッドファイナンス(組込型金融)とBaaSを軸に、決済と金融を商取引の中に組み込む新たなアプローチを進めている。だが、この変化の本質は単なる決済の効率化ではない。商流と金融が一体化し、データがリアルタイムに流れることで、金融機関の価値そのものが再定義されつつある。1,160兆円市場の変革が、金融の構造転換の入り口に過ぎない理由とは?
記事 ステーブルコイン 中国系決済の“脅威”を打ち砕く?「デポジットトークン」が変える未来とは 中国系決済の“脅威”を打ち砕く?「デポジットトークン」が変える未来とは 2026/06/09 5 前編では、デポジットトークンの基本概念と市場動向、そしてインバウンド決済に潜む構造的課題を整理した。本稿では、その課題に対してデポジットトークンがどのような解決策となり得るのかを検証する。さらに、既存の決済手段との関係性や役割分担、そして将来的なアーキテクチャーの統合可能性まで踏み込み、日本の決済インフラの進化の方向性を展望する。デポジットトークンの登場を起点とした日本の決済の今後のシナリオとは?
記事 地銀 碧海信金・多摩信金・大阪シティ信金ら超解説、想像以上に凄い「生成AI活用術」の全貌 碧海信金・多摩信金・大阪シティ信金ら超解説、想像以上に凄い「生成AI活用術」の全貌 2026/06/08 10 2026年5月18日、FDUA(金融データ活用推進協会)主催の「しんきんMeetup」が開催され、先進的に生成AI活用に取り組む実務担当者らが一堂に会した。本記事では、イベントで語られた碧海信用金庫、多摩信用金庫、大阪シティ信用金庫、浜松いわた信用金庫による生成AI活用の取り組みをまとめて解説する。それぞれがどのような課題に直面し、AIを現場へ浸透させるために何を進めてきたのか。その実践から、信用金庫ならではの生成AI活用の現在地と可能性を探る。
記事 金融ガバナンス・内部監査 【対応必須】フロンティアAI時代、「金融庁要請9項目」にどう対応するか? 【対応必須】フロンティアAI時代、「金融庁要請9項目」にどう対応するか? 2026/06/08 8 2026年4月にアンソロピック(Anthropic)が公表したフロンティアAIであるClaude Mythos(クロード・ミュトス)の登場により、金融機関はかつてない危機感に包まれている。システム部門は目先の他の案件を延期し、最優先で脆弱性対応を進めている最中にある。5月22日に金融庁が各行に通達した書面により、フロンティアAIの脅威に備えた9項目の点検と実装に向けて対応が要請されたためだ。1カ月とされる対応期間は現実的ではないものの、金融機関では、少なくとも短期的な対応、中期的な対応といった2段階でのロードマップの策定に迫られている。金融庁の要請を読み解くと、金融機関に求められるのはシステムの現場における対応だけではないが、何を目指すべきなのか?
記事 地銀 愛知地銀サバイバル開幕…「しずおか・名古屋連合」VS「あいち・三十三」VS「十六FG」 愛知地銀サバイバル開幕…「しずおか・名古屋連合」VS「あいち・三十三」VS「十六FG」 2026/06/05 6 「名古屋の銀行」は、誰のものになるのか。三菱UFJ銀行が首位を保つ愛知市場で、しずおかFG・名古屋銀行の総資産22兆円連合、あいちFG・三十三FGの地域密着連合、そして十六FGなど県外勢が一斉に動き出した。だが、これは単なる地銀再編ではない。背景にあるのは、金利正常化による法人金融収益の復活、単独地銀では重くなりつつあるIT・規制対応コスト、そして製造業サプライチェーンを軸にした金融圏の再編である。さらに今後は、企業価値担保権の活用によって、「不動産担保依存」から脱却した事業性融資の高度化も求められる。今愛知で起きているのは、「県単位地銀モデル」の揺らぎであり、融資・決済・DX支援まで含めた“地域金融力”競争の始まりでもある。
記事 生命保険 対面営業は不要?超注目テック企業の「AIが自動見積・商談する」保険販売がヤバい理由 対面営業は不要?超注目テック企業の「AIが自動見積・商談する」保険販売がヤバい理由 2026/06/04 9 AIは、保険業界の「売る力」をどう変えるのか──。人脈や対面営業を前提に発展してきた保険ビジネスは、生成AIの登場によって大きな転換点を迎えている。顧客は、どのように保険の必要性を認識し、何を基準に商品を比較し、最終的に契約を決断しているのか。そこには、単純な価格比較では整理できない、複雑な「納得形成」のプロセスが存在する。生成AIはそのプロセスにどこまで入り込み、プロセスを改善できるのか。本記事では、その可能性に挑戦する英国のインシュアテック企業「Jointly AI」の事例を基に、AIエージェントを活用した新しい保険販売の仕組みを徹底解説する。
記事 金融勘定系システム 決済“レガシーの壁”が破れる? インフキュリオンが描く変革とSMBC提携の意味 決済“レガシーの壁”が破れる? インフキュリオンが描く変革とSMBC提携の意味 2026/06/03 16 2025年10月、インフキュリオンは東京証券取引所グロース市場に上場した。キャッシュレス化が進む一方で、企業が金融機能を実装するには依然として高いコストと時間がかかる。こうした構造に対し、同社は決済・金融機能をあらゆる産業に組み込む「決済イネーブラー」として、クラウド・APIベースの次世代決済インフラを構築してきた。さまざまなプロダクト群を通じ、B2CからB2Bまで一気通貫で機能を提供する。同社が目指してきた構想はどこまで実現したのか。上場のタイミングとともに、その戦略の全体像を代表取締役社長CEOの丸山弘毅氏に聞いた。
記事 キャリア形成 今、事務職より稼げる「ブルーカラー職」とは?“給与逆転”が起きる賃金事情のリアル 今、事務職より稼げる「ブルーカラー職」とは?“給与逆転”が起きる賃金事情のリアル 2026/06/03 1 自動車整備などブルーカラーの賃金が事務職と逆転したようだ。日本版ブルーカラービリオネアがついに起きたとの声もあるが、本当にそうだろうか。米国との違いはどこにあるのか、今後の日本での展開はどうなるのか、実際に日本の転職市場の動向に詳しい筆者が解説する。
記事 ステーブルコイン SBI新生銀・北國銀も動いた…「デポジットトークン」徹底解説、その優位性とは? SBI新生銀・北國銀も動いた…「デポジットトークン」徹底解説、その優位性とは? 2026/06/02 5 2025年後半、ステーブルコインと並び「デポジットトークン」への関心が高まった。しかし、その実態や既存の決済手段との違いは十分に理解されているとは言い難い。本稿前編では、預金のトークン化が持つ意味や目的を整理するとともに、ステーブルコインや電子マネーとの違いを明らかにする。また、国会でも「由々しき問題」と指摘されたインバウンドQR決済の不都合な真実へについても言及する。日本の金融規制が及びにくい海外事業者の決済シェア拡大に対し、私たちはどう立ち向かうべきなのか。複雑に入り組んだ決済の構造問題に、デポジットトークンがもたらす一石とは?
記事 金融規制・レギュレーション SBI北尾氏「この2年が勝負」…イーロン・マスク氏と争うAI金融覇権、“最後の手”とは SBI北尾氏「この2年が勝負」…イーロン・マスク氏と争うAI金融覇権、“最後の手”とは 2026/06/02 11 AIとブロックチェーンが既存の金融生態系を根底から揺さぶる中、SBIホールディングスの北尾吉孝・代表取締役会長兼社長は、自身の「最後の仕事」として、AIエージェント導入を通じたグループ全体の改革に取り掛かりました。「この2年で脱皮できない蛇は終わる」という危機感、そしてイーロン・マスク氏への対抗心――2026年3月開催の「FIN/SUM2026」(金融庁、日本経済新聞社共催)に登壇した75歳のカリスマトップの言葉から、金融・組織・メディアを統合する同社の次世代戦略の行方を読み解きます。
記事 AI・生成AI なぜ95%のPoCが失敗する? SBI証券が実現した「AIオペレーター」自己改善のカラクリ なぜ95%のPoCが失敗する? SBI証券が実現した「AIオペレーター」自己改善のカラクリ 2026/06/01 カスタマーサポート(CS)の現場が、深刻な危機に直面している。特にビジネスが成長している企業ほど人材確保は困難を極める。この課題への解決策として「AIオペレーター」が注目されるが、導入を急ぐあまり、顧客体験を損なう「使えないAI」を量産しかねないリスクが浮上している。特に、初期設定に依存したAIはすぐに陳腐化し、むしろ現場の負担を増やす“負債”になりかねない。その原因は、技術そのものではなく、“ある視点”の欠如にあった。
記事 デジタルバンク/ネオバンク/BaaS 後発だからこそ…「GMOあおぞら」がメインバンク増加率1位になれた“逆張り戦略” 後発だからこそ…「GMOあおぞら」がメインバンク増加率1位になれた“逆張り戦略” 2026/06/01 規模でも知名度でも先行組が強い銀行業界で、後発プレイヤーはどうすれば選ばれるのか。GMOあおぞらネット銀行が掲げたのは、“逆張り”の発想だった。そこには、後発の銀行だからこその打ち手と、時代の変化を見据えた一貫した考え方があった。法人口座20万件・預金残高1兆円超を事業開始から7年目で達成したその急成長を支える企業姿勢と躍進の軌跡を小野沢宏晋氏が語る。
記事 AI・生成AI “最強ミュトス”級AIが来るぞ…企業を狂わせる「アラート地獄」は何がヤバいのか? “最強ミュトス”級AIが来るぞ…企業を狂わせる「アラート地獄」は何がヤバいのか? 2026/06/01 5 米アンソロピックによるAI「クロード・ミュトス」は、未知の脆弱性を見つける能力で注目され、悪用リスクが警戒されている。サイバー攻撃能力の高さを理由に非公開とされていたが、5月28日、このミュトスと近い性能のAIを数週間以内に一般公開するとアンソロピックが発表。日本でも利用可能になる見通しだ。日本政府や金融庁も対策を急ぐ中、企業にとって真の危機は、攻撃そのものだけではない。AIが吐き出す膨大な警告に現場が振り回され、本当に危険な脆弱性を見失う「アラート地獄」が広がりつつある。