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- 2026/03/18 掲載
トヨタは堅調でも…日本企業はもう中国勢に「勝ち目ナシ」?決算から読む“最新戦局”
経済、不動産分野のライター。小売・飲食を中心とした企業分析記事や、都市開発、不動産市況に関する記事を手がける。理系の会社員だったが、ライター業に専念するため独立した。趣味で簿記・ファイナンシャルプランナーの資格を取得する。
トヨタで堅調な「あのジャンル」
トヨタ自動車の2026年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比6.8%増の38兆876億円で、営業利益は同13.1%マイナスの3兆1,967億円となった。売上高は過去最高を更新した2025年3月期を上回る見込みで、通期では50兆円を予想している。2025年通期のグローバル販売台数(ダイハツ、日野を除く)は前年比で約40万台増え、1054万台となった。牽引役となったのが売上の4割を占めるHEV(ハイブリッド車)だ。HEVの販売台数は前年の414万台から443万台に増えた。営業利益はトランプ関税の影響で1.2兆円分のマイナスとなったものの、得意のコストカットで約5,000億円の減少に留めた。
日本国内の販売はピーク時を下回るものの、前年から6万台増えた。主力の米国市場では約20万台増え、252万台を記録した。米国ではEV(電気自動車)市場が下火になる一方で、HEVの需要が拡大しており、その波に乗った。25年の販売台数ランキングでは、米メーカーのピックアップトラックが1位と2位を占有しているが、トヨタはRAV4とカムリ、Tacomaでそれぞれ3位・8位・10位に位置する。
中国市場では現地のEV車がシェアを拡大し、トヨタの年間販売台数は200万台から徐々に落とした。中国では新車販売の内、すでに半数以上をEVが占め、BYDなど現地メーカーが台頭している。ガソリン車より価格が低いことに加え、最新のEVは大型のタブレットや先進運転支援システムが搭載されており、その「かっこよさ」がEV人気の背景にある。ガソリン車を「古臭い」と認識する消費者もいるようだ。2025年におけるトヨタの中国販売は減少ペースが止まり、前年から2万台増えた。ほかの地域と同様にHEVが好調だったという。
スバルが「黒字死守」できたワケ
SUBARUの第3四半期決算は売上収益が前年比同等(マイナス0.55%)の3兆5,190億円で、営業利益は同82%マイナスの663億円となった。同社の国内販売台数は全体の約1割に過ぎず、7割を占める米国が主力市場だ。また、中国市場を開拓できなかったため、トヨタ・日産・ホンダのように近年のEV化の波にのまれることも無かった。
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