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トラックやタクシーのドライバー、ならびに社用車を保有する企業にとって、交通事故は企業のブランド価値や従業員の安全確保に直結する、極めて重大な経営リスクである。DXやAIの進展により管理の高度化が進む一方で、事故防止には「人はなぜ事故を起こすのか」という本質的な視点が欠かせない。本稿では、交通心理学の観点から、九州大学 大学院教授の志堂寺 和則氏が事故リスク低減のカギを解説する。
交通心理学からわかる事故防止法
日本国内における交通事故件数は2004年をピークに減少傾向にあったが、近年は横ばいが続いており、さらなる事故抑止に向けた新たなアプローチが求められている。九州大学 大学院システム情報科学研究院の教授である志堂寺 和則氏は、今こそ交通心理学的視点からの事故防止策が重要だと指摘する。
「交通心理学の主要テーマは、事故の発生メカニズムとその防止方法の解明にあります。中でも最も重視すべきはドライバーの行動です。運転行動の分析においては、運転に必要な認知・判断・操作に影響を及ぼす心身機能、年齢、運転適性、さらには運転スタイルといったさまざまな観点が必要になります」(志堂寺氏)
さらに、ドライバーの疲労の蓄積や飲酒の影響、「ながら運転」や「あおり運転」の有無といった要因も、事故リスク評価における重要なチェックポイントとなる。
まず、日本国内の交通事故の推移と現状がどうなっているのかを見ていこう。
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・交通事故の件数が多い「ある年齢層と性別」
・知らないうちにやっている…日本人に多い「ドライバー心理」5つ
・IT×運転指導、どう活用?
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