• 2026/03/14 掲載

三菱電機、人型ロボットによる「工場完全無人化」へ、中国Lumos社と協業

両社の工場自動化の知識とAIロボット技術を融合

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三菱電機は2026年3月13日、中国のスタートアップ企業Lumos Robotics Technologyへの出資および協業を発表した。自社の工場自動化技術とLumos社の人型ロボットを組み合わせ、中国の製造現場向けに無人化ソリューションを構築する。中国の製造拠点ではすでに実証実験を開始している。
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(画像:ビジネス+IT)
 今回の出資および協業に関する契約は、三菱電機の重点成長事業強化の一環として、中国におけるFAシステム事業の統括会社である三菱電機智能製造科技(中国)集団を通じて締結された。提携先となるLumos社は2024年に中国の深セン市で設立された企業であり、身長160センチメートルの人型ロボット「LUS2」をはじめとするロボット製品の研究開発と製造を手掛けている。

 
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【図版入り記事はこちら】三菱電機×Lumos ヒューマノイドロボットで「完全無人工場」へ(図版:ビジネス+IT)

 同社は人型ロボットの開発にとどまらず、AIを活用した独自の高精度なデータ収集技術を保有している。三菱電機は、自社がFA分野で培ってきた生産ライン自動化の専門知識と、Lumos社の持つ先進的なロボット技術およびAIを融合させる方針である。

 これにより、製造業が直面する労働力不足などの社会課題を解決するため、ワンストップでの人型ロボットソリューション構築を目指す。協業の具体的な取り組みとして、中国にある三菱電機の製造拠点において、Lumos社製の人型ロボットを用いた実証実験がすでに開始されている。

 この実験では多岐にわたる製造工程の代替が検証されており、バラ積み状態の中から複雑な形状の部品を正確にピッキングし、組み立てラインへと供給する作業が含まれる。また品質検査の領域においては、ロボットに搭載された視覚および触覚センサを駆使し、コネクタの不完全な接続を防ぐ作業や、製品表面の微細なキズを検知する自律的な検査システムの構築に取り組んでいる。

 さらに工場内の物流搬送においても、従来の無人搬送車では対応が困難とされていた作業の自動化が進められている。不規則な経路をロボットが自律的に移動し、棚に対する荷積みや荷下ろしといった複雑な動作の代行を検証している。三菱電機はこれらの実証実験を通じ、特定の用途や工程に縛られていた従来の自動化手法から脱却し、新たなアプリケーションを開発していく構えである。



 製造現場のリアルなデータとデジタル技術を高度に融合させた省人化および無人化ソリューションの実現を加速させることで、中国市場におけるFAシステム事業の競争力強化を図る。

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