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- 2026/06/12 掲載
なぜ海外スマホは日本を狙う?GoogleとNothingが「日本市場」に注力する意外な理由
連載:デバイス新潮流
大学卒業後、新卒で某百貨店に就職。その後、出版社に転職。男性向けモノ情報誌、携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年にフリーランスライターとして独立。モバイル業界を中心に取材し、Web媒体や雑誌で執筆活動を行っている。最近は人事・総務系ジャンルにもチャレンジしている。
春夏スマホ続々登場、激化する「ミドル機」覇権争いの行方
春夏商戦のスマートフォンが続々登場している。2026年4月に発売された主なモデルは、Google Pixelの廉価モデル「Google Pixel 10a」(同14日発売)、中国OPPOのハイスペックなフォルダブル「OPPO Find N6」(同15日発売)、シースルーデザインが人気のNothingからミドルレンジの「Nothing Phone (4a) / (4a) Pro」の2機種(同22日発売)、Galaxyのミドルレンジシリーズとなる「Galaxy A57 5G」(同23日発売)、さらに米Brain Technologiesが開発した「Natural AI」を搭載したAI特化型モデルで、ソフトバンクが取り扱う「Natural AI Phone」(同24日発売)だ。
5月にはソニーのフラグシップモデル「Xperia 1 VIII」が正式発表され、6月に発売される予定だ。
これらの中でも、Google Pixel 10aとNothing Phone (4a) / (4a) Proは、ミドルレンジモデルながら大きな発表会を開催し、日本市場に注力する姿勢を強く打ち出したことが印象的だった。
価格据え置きの「Pixel 10a」、日本で爆売れのワケ
Pixel 10aは、aシリーズ史上最も明るく滑らかな表示を実現している6.3インチディスプレイや最新のAI機能を備え、価格はGoogleストアで7万9,900円からと前モデルの価格を維持した。昨今の円安・物価高の中で価格維持に貢献していると思われるのが、前世代のCPUを採用していることだ。aシリーズはこれまで上位モデルと同じCPUを搭載し、安価でも高いパフォーマンスを体感できることが魅力だった。今回もそれに倣えばPixel 10/10 Proと同じ最新の「Tensor G5」を搭載するはずだが、今回は前モデルのPixel 9aと同じ「Tensor G4」を搭載した。
1世代前のCPUを搭載した理由をグーグルは、「(端末の)総合力のバランスを保つこと」を検討した結果だとしている。G4は安定したパフォーマンスを出すことができ、汎用性も高い。加えてチューニングを施すことで「カメラコーチ」や「オートベストテイク」といった最新のAI機能も使えるようにした。
Google PixelならではのAIを中心とした多彩な機能をいち早く体験でき、しかも安価。そのため日本ではaシリーズの人気が高い。日本におけるaシリーズの販売比率は、グローバル平均と比較しても非常に高い水準にあるという。
Google Pixel製品企画アジア太平洋事業統括リージョナルディレクターの阿部和子氏は、「日本はグーグルにとって、aシリーズの成功がブランド全体の成長をけん引する、世界で極めて重要な市場の1つと位置づけられている」と語っていた。 【次ページ】グーグル初「特別な取り組み」、日本限定カラーの凄み
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