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- 2025/06/17 掲載
ソニー「Xperia 1 VII」が高額でも売れる理由、シェア低下の裏にある意外な勝算とは
連載:デバイス新潮流
大学卒業後、新卒で某百貨店に就職。その後、出版社に転職。男性向けモノ情報誌、携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年にフリーランスライターとして独立。モバイル業界を中心に取材し、Web媒体や雑誌で執筆活動を行っている。最近は人事・総務系ジャンルにもチャレンジしている。
変貌して高評価の前モデルを踏襲した「Xperia 1 VII」
Xperia 1シリーズは、昨年の「Xperia 1 VI」で従来モデルから大きな変化を遂げた。画面の縦横比が21:9から19.5:9に変更となり、4Kディスプレーも廃止に伴い解像度はフルHD+となり、ほかのスマホと同様の比率・解像度になった。また、本格カメラの性能や操作性を追求していた「Photography Pro」「Cinema Pro」などが廃止され、1つのシンプルなカメラアプリに統合された。これらの変更は、主に動画を撮影してSNSにアップするクリエイターの意見も参考に決定されたものだ。
4Kの縦長ディスプレーとこだわりのカメラアプリはXperia 1シリーズを特徴付ける大きな要素であり、発表後、ネット上では同シリーズに対する賛否が分かれた。ただ、ソニーマーケティング 執行役員(モバイルビジネス担当)大澤 斉氏によると、1 VIのクリエイターからの評価は「非常に高い」という。1 VIは、その前のモデル「Xperia 1 V」(2023年発売)と比較して「120%以上の販売数を記録」しており、「幅広いお客さまに受け入れられた」という認識を持っているという。
前機種比約2.1倍に大型化した1/1.56 インチのセンサーを使った新しい超広角レンズを搭載し、これを使った「AIカメラワーク」と「オートフレーミング」という新たな動画撮影機能を搭載。また、高音質はんだと高音質抵抗を新たに搭載して「ウォークマン」に匹敵する有線音質を実現した。さらに、前面に加えて背面にも照度センサーを搭載することで周囲の明るさを正確に認識。ディスプレーを環境に合わせた色、明るさに自動で調整し、直射日光下から暗い場所まで、ソニーのテレビ「ブラビア」の鮮やかな画質を体験できるといった特徴を持つ。
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