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- 2026/11/05 10:14 掲載
OpenAIがマツダと車両設計でAI共同研究 1週間で端末を設計したAIは車の開発を変えるか
共同研究では、気流や構造の挙動を再現するシミュレーションを使い、意匠とコストも考慮しながら性能を高める方法を探る。空力の分野では、Codex上で「GPT-6 Astra」が車両前部(ノーズ)の形状の案を複数つくり、気流を解析して空気抵抗を減らせそうな案を絞り込むという。
マツダのAkihiro Nakata氏(プリンシパルエンジニア)は、空気の流れを改善する形が見つかるたびに、デザイナーから「その形でなければならないのか」と問われると説明した。数十通りの変化を試して影響の大きい特徴を見極められるため、作業の自動化や開発期間の短縮にとどまらず、マツダ独自のデザインと空力性能をどちらも妥協せずに両立する助けになると述べた。
OpenAIは自社の事例も示した。GPT-6 Astraに機能要件の定義から、筐体とプリント基板(PCB)の設計、ソフトウェアの連携までを任せ、Codexと対話できる端末をつくった。社内の2人がほかの業務と並行して1週間足らずで設計し、製造委託先が1カ月足らずで少量の試作品を製造した。ただし、製造に進めるまでには複数回のレビューと修正が必要で、Astraは製造上の制約や公差、組み立て条件を一貫して考慮できなかったという。
このほか、レーシングチームのチップ・ガナッシ・レーシング(CGR)との協業を広げる。既存部品の3Dスキャンから、編集可能なCADモデルと製造用の2D図面をつくる手法を試すもので、元の設計データがない部品にも使える。CGRの技術者が精度と製造可能性を確認する。
OpenAIのハードウェア部門では、CodexとChatGPTを使ってCADモデルの作成や修正、製造用図面の準備、シミュレーションの設定、設計のレビューを進めている。2月以降、トークン数で測ったモデルの利用量は23倍に増えたという。
では、設計を1週間で終えたAIは、なぜ製造に進める段階で手戻りが出たのか。日本の自動車メーカーが気にする開発期間の短縮に、この成果はどこまで届くのか。背景には、OpenAI自身が示した設計性能の指標と、第三者による冷静な検証がある。
・設計性能の指標で示された、新旧モデルの得点差
・OpenAIの成果を製造の視点で測り直す論評
・中国車の「爆速」開発を追う日本勢とAI設計の距離
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