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- 2026/11/05 22:16 掲載
人型ロボットのアジリティが米国初上場、調達735億円 3億ドル超の受注を確保済み
統合と関連する調達の総額は、取引費用を引く前で約4億6,500万ドル(約735億円)。ホンハイが主導する私募増資(PIPE)と、統合の完了前に受け取った1億ドル(約158億円)の株式出資を含む。資金は、顧客注文の履行や導入の拡大、主力ロボット「Digit」の生産拡大、ロボティクスとフィジカルAIの開発に充てるという。
人型ロボットの開発競争は世界で加速している。Digitは、物流大手のGXO、自動車部品大手のシェフラー、トヨタ自動車カナダ工場で稼働中。実運用の経験は約3年で、稼働時間は6万5,000時間を超えたという。GXOはジョージア州の施設でDigitを使い、10万トートを超える荷物を移動させた。2027年初頭には、米国内の物流施設2拠点へ追加で導入する予定。農業機械大手のAGCOも商用契約を結び、2027年にパイロット導入を始める。
次世代機「Digit 5」は2026年9月に公開した。3億ドル超(約474億円)の複数年の受注を確保したが、契約上のマイルストーンや製品の機能、仕様を満たすことが条件になる。最大50ポンド(約23キログラム)の反復持ち上げに対応し、9分の充電で24時間のうち20時間超の稼働を目指す。早期顧客への提供は2027年上半期、一般提供は2027年末を目標とする。
搭載するコンピューターは、エヌビディアの「NVIDIA IGX Thor」に標準化する計画。年産最大1万台を想定する工場「RoboFab」は、オレゴン州セーラムにある。ペギー・ジョンソンCEOは「より大きな物語は、これが働き方の未来にとって何を意味するかだ」と述べ、AIが物理世界へ広がる意義を強調した。
では、人型ロボットで米国初の上場を果たした同社は、市場でどれほどの値が付いたのか。背景には、非公開の競合との評価額の大きな開きと、統合の直前に起きた調達額の見直しがある。
・上場の「値札」は、2025年の売上高と赤字から見てどう映るか
・非公開の競合との評価額の開きと、上海で上場した中国勢の存在
・当初見込みから縮んだ調達額と、2027年に向けた出荷計画の課題
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