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  • 2026/04/28 06:50 掲載

韓国LG・ヒュンデの“今”が凄すぎる理由、「フィジカルAI×ロボット開発戦争」大解説

連載:デジタル産業構造論

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人型ロボットを巡る競争が、今世界中で一気に加速している。フィジカルAIや生成AIの進化を背景に、ロボットは単なる自動化装置から“現場で判断し動く存在”へと変わり、産業構造そのものを塗り替えようとしている。プレイヤーは多岐に渡るが、本記事ではその中でも象徴的な動きを見せるLGエレクトロニクス、Hyundai(ヒュンデ)、BMWの戦略に注目する。生活・製造・物流と異なる領域から参入する彼らは、この新たな主戦場で何を狙い、どのように覇権を取りにいこうとしているのか──「人型ロボット開発戦争」の核心に迫る。
執筆:法政大学 デザイン工学部システムデザイン学科 准教授 小宮 昌人

法政大学 デザイン工学部システムデザイン学科 准教授 小宮 昌人

法政大学 デザイン工学部システムデザイン学科 准教授 / d-strategy,inc / Third Ecosystem,inc / Inclusive AI,inc 代表取締役CEO

 野村総合研究所、産業革新投資機構JIC-VGIなどを経て現職。法政大学 デザイン工学部 システムデザイン学科 准教授として、産業価値デザイン研究室にて生成AI・AIエージェントや、フィジカルAI・AIロボット、データスペースなどデジタル技術・先端技術をビジネスや社会の価値へ転換するための手法論の教育・研究を実施。

 戦略・DX支援企業のd-strategy,inc(企業のAI変革、DX戦略、デジタルソリューション戦略)を創業し代表取締役として、フィジカルAI、AIエージェントをはじめとするデジタル化・自動化・技術変化の中での企業やスタートアップのDX/ソリューション・イノベーション戦略を支援。

 また、グローバルでのスタートアップエコシステム連携プラットフォームのThird Ecosystem,incの代表取締役CEOとして海外・国内のスタートアップエコシステム(VC/CVC/企業/大学/政府機関/スタートアップ)の連携・活性化、スタートアップ企業やエコシステム企業の海外展開支援や、海外スタートアップの日本展開に取り組む。

 Inclusive AI,incにおいて盲ろう者(目が見えない・見えづらく、耳が聞こえない・聞こえづらい)、視覚障害者、高齢者等向けのAIエージェントなどのAIサービス開発を実施。「制約のある方を含めすべての方が前向きに活き活きと暮らし、学び、挑戦できる世の中」をAIエージェントやフィジカルAIを通じて実現していくことを目指す。

 最新刊として『フィジカルAI進化論~自律するロボットとともに作る産業の未来~』(SBクリエイティブ)を26年10月1日に出版予定。

 その他、近著に『生成DX~生成AIが生んだ新たなビジネスモデル~』(SBクリエイティブ)、『メタ産業革命~メタバース×デジタルツインでビジネスが変わる~』(日経BP)、 『製造業プラットフォーム戦略』(日経BP)、『日本型プラットフォームビジネス』(日本経済新聞出版社)があり、ビジネス+IT連載『デジタル産業構造論』、MONOist等にてWebメディア連載。

 youtubeチャンネル『フィジカルAI時代の産業論 (d-strategy / Third Ecosystem 小宮昌人)』 @dstrategyinc にて生成AIをはじめ産業のデジタル化を解説

韓国LG・ヒュンデの“今”が凄すぎる理由、「フィジカルAI×ロボット開発戦争」大解説の画像
いま、フィジカルAIのその先に…各社による「人型ロボット」の開発戦争が激化している…その全体像を解説する(後ほど詳しく解説します)
(Photo/Shutterstock.com)

次に来るのは「人型ロボット」? その理由とは

 ロボット活用の常識が大きく変わりつつある。その背景にあるのが、現実世界の物理法則や環境を学習し、シミュレーションと実行を行う「フィジカルAI」と、機器内部で状況に応じて柔軟に動作を変える「エンベデッドAI」の進化である。

 さらに生成AIの発展により、ロボットの制御コードを自動生成し、自然言語で指示できるようになったことで、専門知識がなくても高度な作業を任せられる環境が整いつつある。こうした技術の融合により、ロボットは単なる自動化装置から、状況に応じて判断し複数の作業をこなす存在へと進化している。
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【関連記事】【完全解説】今1番熱い…トヨタ・ホンダら最強企業の「超・日本的な」生成AI活用術

 その中で、人間と同じ設備や環境をそのまま活用できるヒューマノイド(人型ロボット)が注目を集め、家庭や製造・物流の現場で実用化が進み始めている。

 ここからは、そんなヒューマノイドについて、米国の先端展示会CES 2026で見られた最新動向を徹底解説する。

 毎年1月初旬にラスベガスで開催されているCES(Consumer Electronics Show)は毎年先端技術の展示がなされるとともに、企業からの戦略が発表されるなどイノベーションにおいて重要な位置付けとなっている。

 2026年での動向としては、中国メーカーも含めて至る所にヒューマノイドロボット企業の展示が溢れており、まさに「ヒューマノイドロボット祭り」と呼ぶべき状況を呈していた。その中でも、主要な企業の動向について触れていきたい。
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【LGエレクトロニクス】家事負担減る「AIエージェント家電」

 韓国企業の躍進もCES2026の際立った特徴であり、特にLGとヒュンデの発表が注目を集めた。LGは、家事の負担を完全に無くす「ゼロ・レーバー・ホーム(Zero Labor Home)」というビジョンを提唱した。その中核となる戦略が、AIエージェントが組み込まれたスマート家電と、ヒューマノイドロボットとの高度な連携である。

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