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- 2025/04/30 掲載
株式市場が混乱のとき「とにかく売るな」は本当か?売却したほうが良い人とは
「下落時に売るな」はすべての人に当てはまるわけではない
最近、株式市場が特に荒れていたとき、友人の1人が私にこう尋ねた。「市場がこんなにクレイジーになっているときは、投資内容を変えたほうがいいのかな?」と。そして私が答える前に、彼女は訂正した。「わかってるよ。売るなって言うんでしょ。みんな売るなって言うから」。「市場がストレスにさらされているときに株式を売るべきではない」ことが常識となっている理由は枚挙にいとまがない。
まず、感情、特に恐怖が判断を鈍らせる可能性がある。また、長期的な視野を持っているのであれば、株価が下がっているときは株式を購入すべきであり、売却すべきではない。弱気相場の終盤には、株式の比率を減らす傾向を示す投資家があまりにも多い。株価が回復すると、彼らは蚊帳の外から中をのぞき込む立場になる。そして、市場におけるオール・オア・ナッシングの動き、つまり、ある日は株式に全力を注ぎ次の日はすべて手を引くような行動は、投資成果を芳しくないものにする。
しかし、「下落時には売るな」といった一律の資産運用アドバイスは、すべての人に当てはまるわけではない。特に、定年退職を間近に控え、それまではポートフォリオに対して「良い時は放っておく」式のアプローチを取ってきた投資家なら、最近の市場の暴落を、ポートフォリオからリスクを取るための警鐘として利用したいと思うかもしれない。
そうした人にとっては、株式の売却は心理的にプラスになるだけでなく、投資判断としても十分に理にかなっている場合がある。
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