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- 2025/05/08 掲載
バフェットが重視する指標で選出、米国株「以外」の将来が楽しみな国際銘柄「36社」
「ホームバイアス」を乗り越える
投資家がある程度のホームバイアスを持つのは世界のほぼすべての地域で見られる現象である。ホームバイアスとは、他国よりも自国の企業の株式を選択する傾向である。これはもっともな話だ。投資家は自国のブランドのほうがよく知っている可能性が高く、結果として、より安心して資金を投入することができる。しかし、米金融調査会社モーニングスターのポートフォリオ・ストラテジストであるエイミー・アーノット氏は、今日の投資の世界では「国際的なエクスポージャーの追加が多様なポートフォリオに向けた第一歩だ」という。たとえば、米ドル安のときには、欧州やアジアの株式のエクスポージャーによってその影響を緩和できる可能性がある。
この点を踏まえて、株式投資家はどのように国際投資に取り組めばいいだろうか?
まず重要な点として、米モーニングスターは投資を日々の値動きやホットな情報という観点から考えているわけではないことを覚えておいていただきたい。1つの株式を所有することは、その会社の一部、あるいはその基礎となる事業自体を所有することと同様だと考えている。
車を購入する前に選択肢の調査と比較に費やす労力を考えてみてほしい。想像以上に大変な作業だが、結果として自分のニーズにうまく合った、期待以上の信頼できる移動手段が手に入るケースが多い。株式を購入する場合もこれと同じアプローチになる。
「世界一の投資家」バフェット氏が重要視する指標
質の高い企業を見分ける最良の方法の1つが、企業の競争上の優位性を評価する米モーニングスターのエコノミックモート評価をチェックすることである。「エコノミックモート」という用語はもともと、ウォーレン・バフェット氏が作ったものである。同氏は「投資のカギは……その企業の競争上の優位性、とりわけ、その優位性の持続力を判断することである。広く、持続可能なモートを周囲に持つ製品やサービスは、投資家に報酬をもたらす」と語っている。
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