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  • 2022/09/13 掲載

本当の景気後退は2023年にやってくる、米GDP予測が示す「日本とは違いすぎる現実」

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9月7日に一時1ドル=144円台を付け、24年ぶりの安値を更新するなど、国内では円相場の下落に警戒感が高まっている。一方米国では、4~6月期の実質国内総生産(GDP)改定値が上方修正されたことで、「米経済は景気後退に直面していない」という見解が見受けられる状況だ。米モーニングスターの米国GDP成長率長期予測も依然、楽観的である。米モーニングスターの米国経済部門責任者のプレストン・コールドウェル氏がその理由を解説する。

執筆:Morningstar、翻訳校正:FinTech Journal編集部

執筆:Morningstar、翻訳校正:FinTech Journal編集部

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米国の経済成長は減速傾向も、いまだ縮小せずという状況だ
(Photo/Getty Images)

※本記事は、米国モーニングスター社の記事「Economic Growth May Be Slowing, but It Has Yet to Contract」をもとにFinTech Journal編集部が翻訳・再構成したものです。米国モーニングスターの独占的な権利に属しており、私的利用かつ非営利目的に限定します。また、米国モーニングスター及びその関連会社は、本翻訳記事の利用に関して一切の責任を負いません。

景気後退リスクは2023年に集中

 さまざまな経済兆候はあるものの、米モーニングスターではGDP(国内総生産)の見通しについて7月時点の予測をおおむね維持しており、微調整のみを行っている。

 GDP成長率は2022年に1.8%、2023年には1.2%になり、2024年から2026年にかけて成長率はさらに高くなると私たちは予測している。

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GDP予測改訂。凡例は左から、「現在の予測」「2022年7月時点予測」「2022年1月時点予測」
(出典:モーニングスター・アナリスト)

 2022年上半期からのGDPの落ち込みによって景気後退に陥ったと考える人もいるが、その可能性は非常に低いと私たちは考えている。GDPの下落は支出の中でも最もノイズの多い構成要素によって引き起こされたものであり、他のデータポイントは成長を示唆している。だが、この成長が減速していることは間違いない。

 とはいえ、景気後退のリスクは、通年の成長率が底を打つ2023年に最も集中すると考えられる。米連邦準備制度理事会(FRB)が緩和に転じることから、GDP成長率は2024年から回復し、供給制約問題の解決によって、インフレが再び懸念されることなく成長の加速が促進されるだろう。

 米モーニングスターの短期GDP予測は、経済予測の専門家のコンセンサスと比較的一致している。しかし、長期予測については見方が異なり、コンセンサスよりもはるかに楽観的である。全体として、2026年までの実質GDP成長率は、コンセンサスよりも累積で250ベーシスポイント高くなる予測である。

 米モーニングスターの見解では、コンセンサスは労働供給の回復に関して過度に悲観的な見方を維持しており、概して短期的な逆風に過剰反応している。私たちは、2024年には供給ショックの影響が薄れ、FRBが必要に応じて金融引き締めを後退させてサポートすることから、成長率が回復すると予想している。

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