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- 2025/04/25 掲載
「停滞テスラ」と「好調BYD」は何が違った? EV企業の勝敗分けた“方針の差”とは
執筆のメインフィールドは自動車関係。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。特にインタビューを得意とする。見えにくいエンジニアリングやコンセプト、魅力などを分かりやすく説明できるよう心掛けている。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を約10年経験。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員、自動車技術会会員、環境社会検定試験(ECO検定)。
車種の分散が追い風か? BYD好調の背景
停滞するテスラと好調なBYD、何が違うのでしょうか。まず言えるのは、扱っているクルマのラインナップの違いです。テスラは「BEV(電気自動車)専業」であるのに対して、BYDはBEVだけでなくPHEV(プラグインハイブリッド)も販売しています。もともとBYDは、バッテリーメーカーからスタートし、その後、中国の自動車メーカーを2003年に買収して自動車ビジネスに乗り出します。最初に販売していたのはエンジン車でした。その後、PHEVやBEVを作りはじめたという歴史があります。つまり、BYDにはエンジンを作る技術があるのです。これはBEV専業となるテスラにはない強みと言えます。
ですから、昨年のようにBEVの販売が鈍り、その一方でPHEVが代わりに売れるような市場の変化は、当然、BYDの追い風になります。これがBYDの昨年のプラス41%という急成長の理由と考えられます。
そのほか、両社は顧客ターゲットも違えば、クルマの特徴にも違いがあります。これらはどう業績に影響しているのでしょうか。
結果にどう影響した?テスラ・BYDの戦略の違い
また、テスラとBYDでは、狙っている顧客も異なります。テスラが狙うのは、意識の高いアーリーアダプターと呼ばれる人たち。一方でBYDは、その後ろにいる一般大衆が顧客となります。
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