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- 2024/04/05 掲載
日産には勝てない…格安の王者「BYD」の弱点、ドライバーなら気づく“決定的な差”
【販売台数で見る】今、BYDは日本でどのくらい売れてる?
1995年、バッテリーメーカーとして誕生したBYD(本拠地:中国・深セン)は、バッテリー事業だけでなく、自動車、ITエネルギー、新エネルギー、都市モビリティまで事業を拡大しながら成長を遂げてきました。特に、自動車分野では2022年に年間180万台ものEVを生産するまでに成長している。まさに中国のEVの覇者と呼べる存在です。そんなBYDが得意のEVで日本市場に参入したのは2023年のことです。同年1月にミッドサイズSUVであるEVの「ATTO 3(アットスリー)」、同年9月にはハッチバック車の「DOLPHIN(ドルフィン)」を相次いで発売します。そして、日本上陸初年となる2023年には合計1446台(BYD発表)の登録台数を実現しました。
日本車の販売台数からすると、年間1446台という数字は小さなものとなります。ところが、輸入車としては十分に大きな数字と言えるのです。
たとえば、2023年の実績で見ると、BYDの販売ランキングは17位。上位ではありませんが、1000台レベルには他に、アルファロメオ(1671台)、アバルト(1466台)、フェラーリ(1395台)、シボレー(737台)、ジャガー(697台)、キャデラック(576台)などがあります。
また、BYDに先駆け2022年に日本乗用車市場に再参入を果たしたヒョンデも489台。つまり、日本国内で1000を超える実績を初年から達成できたBYDは、健闘していると言えるでしょう。
しかも、BYDは日本国内に販売ディーラーが2023年3月時点で51拠点(うち正規ディーラー22)を構えますが、2025年には100拠点にまで拡大する計画を立てています。現在、日本市場において年間1万台規模でクルマを販売する輸入車ブランドは、どこも100以上のディーラー網を構築しています。当然、100のディーラー網を構築したBYDは、日本国内での販売が飛躍的に向上する可能性が高まるでしょう。
そんなBYDの強みとして言われているのが“価格”です。実際に、どれだけ安いのでしょうか。ここからは主要メーカーのEV価格を比較していきます。 【次ページ】【各社のEV価格を徹底比較】結局、BYD車はどれだけ安い?
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