• 2026/03/26 掲載

日立製作所がフィジカルAIの社会実装に向けた体験型の拠点を開設

現場の課題解決や技術の実証、具体的な導入支援を企業向けに

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日立製作所は2026年4月1日、現実空間のデータを分析して機械やロボットを自律制御するフィジカルAIの社会実装を目的とした戦略拠点フィジカルAI体験スタジオを東京都内に開設する。現場の課題解決に向けた技術の実証や具体的な導入支援を企業向けに行う。
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(画像:ビジネス+IT)
 同施設は東京都千代田区の協創施設ルマーダ・イノベーション・ハブ・トウキョウ内に設けられる。鉄道や電力、工場など社会インフラ分野および製造現場で深刻化する労働力不足の解決を目指し、同社が展開する次世代AIソリューション群HMAXを中核に据えて生産性や安全性の向上を図る。フィジカルAIの導入に関して自社の業務にどう使えばよいか分からないという企業の声を背景に、実際の機器を見てエンジニアと直接議論できる環境を用意した。

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【図版付き記事はこちら】日立製作所、フィジカルAIの拠点「フィジカルAI体験スタジオ」開設
(図版:ビジネス+IT)

 スタジオでは主に3つのアプローチから現場の業務変革を提示する。1つ目はエッジでの推論であり、スマートフォンなどの端末から設備の画像をAIに読み込ませて瞬時に状態を判定し、熟練者のように保守点検作業を支援する。2つ目は自律的な学習で、現場の動作データや作業ノウハウをAIが継続的に取り込み、環境の変化に合わせて作業を最適化する過程を示す。3つ目は仮想世界でのシミュレーションを指すデジタルツインで、工場内の危険箇所を仮想空間上で事前に特定し、人とロボットの接触事故を未然に防ぐ仕組みを公開する。

 3月23日に報道陣向けへ先行公開されたデモンストレーションでは、業務用エアコンのケーブル敷設作業や部品の摘み取り作業をロボットが自動で行う様子が披露された。柔らかく扱いが難しいケーブルの敷設において、人の動きを模倣する継続学習によって徐々に速度と品質を高め、10秒で作業を完了させる技術が示されている。また、部品の摘み取り作業においては、作業しやすい位置へ自律的に移動した上で指定の箱に入れる一連の動きのデモが公開された。

 同社は外部企業との協力を広げるオープンな協創エコシステムの拠点としても同スタジオを活用していく。グーグルクラウドやマイクロソフトなどのアライアンスパートナーが持つ最新技術と自社の知見を掛け合わせ、顧客の複雑な課題に対する最適解を迅速に提供する方針である。さらに4月1日付で数十人規模から成るフィジカルAI推進センターを新たに立ち上げ、5月20日には東京都港区のザ・プリンスパークタワー東京で関連イベントを開催するなど、社会実装に向けた体制を全社規模で強化する。

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