- 2026/04/13 掲載
経産省がDX銘柄2026を発表、DXグランプリにブリヂストン、ミスミ、三井住友FGを選定
AIを活用した企業変革が重点的に評価
また、これに次ぐ「DX注目企業2026」として17社、優れた取り組みを継続している「DXプラチナ企業2026-2028」として2社が選定されている。今回の選定において重視されたのが、AIトランスフォーメーションの推進である 。2025年5月に「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(AI法)」が成立したことを受け、単なる情報システムの導入やデータ活用にとどまらず、AIをはじめとするデジタル技術を前提としたビジネスモデルそのものや経営の変革に果敢に挑戦している企業がより高く評価された。
グランプリに選出されたミスミグループ本社は、デジタルとものづくりを掛け合わせた成長戦略を全社的に展開している。米国のオンラインものづくり企業であるFictiv社を買収してデジタルマニュファクチャリングを強化したほか、AI認識と無人製造を組み合わせることで標準部品と特注部品を一元的に発注できるプラットフォームを構築している 。これらの取り組みにより、同社は量産過程をも内包するデジタルトランスフォーメーションへと発展的な進化を実現している点が評価委員から高い支持を集めた。
同じくDXグランプリを獲得した三井住友フィナンシャルグループは、500億円の生成AI投資枠を新たに設けるなど、AIを事業の核に据えた大規模な業態変革を実行している 。既存の金融サービスをデジタルで再定義した「Olive」や「Trunk」などの展開により、明確な財務成果と新規ビジネス創出を両立させている。さらに、全従業員を対象としたデジタル人材育成や、グローバルベースでの先端知見の取り込みによる体制構築を進めている。なお、三井住友フィナンシャルグループによれば、銀行業において3年連続でDX銘柄およびDXグランプリ企業に選定されたのは今回が初めてとなる。
経済産業省は、選定された企業の取り組みが目標となる企業モデルとして広く波及することを期待しており、本調査に回答した全ての企業に対してフィードバックレポートを提供することで、各社のさらなる経営変革の実践を促していく方針である 。
エネルギー・電力のおすすめコンテンツ
PR
PR
PR