• 2026/05/15 掲載

キオクシア、26年4~6月期純利益48倍の8690億円予想 AI向け需要増で過去最高益更新へ

AIデータセンター向けNAND型フラッシュメモリーの需要急拡大

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半導体メモリー大手のキオクシアホールディングスは15日、2026年4~6月期の連結純利益が前年同期比約48倍の8690億円になる見通しだと発表した。生成AIの急速な普及に伴うデータセンター向け需要で主力のNAND型フラッシュメモリーの需要急拡大が業績を押し上げる。同時に発表した2026年3月期の通期決算では、純利益が前期比約2倍の5544億円となり過去最高を記録した。
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(画像:ビジネス+IT)
 キオクシアホールディングスが15日に発表した2026年3月期通期決算は、売上高が前期比37%増の2兆3376億円、純利益は同約2倍の5544億円となった。主力のNAND型フラッシュメモリーの需要回復と販売単価の上昇が寄与し、過去最高益を更新した。合わせて公表した2026年4~6月期の業績予想では、連結純利益が前年同期の約48倍となる8690億円に急増すると見込む。

 営業利益の予想は1兆2980億円とした。大幅な増益の背景には、世界的な人工知能(AI)開発競争に伴うデータセンター向けストレージ需要の拡大がある。大規模なAIモデルの学習や推論には膨大なデータの処理と保存が不可欠であり、エンタープライズ向け大容量SSDの引き合いが急速に強まっている。生産体制の拡充も進む。同社は米ウエスタンデジタルと共同で岩手県北上市の北上工場に第2製造棟を稼働させた。

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【図版付き記事はこちら】キオクシア26年4~6月純利益が48倍、AIインフラ投資でNAND型フラッシュメモリー需要急増(画像:ビジネス+IT)

 AI普及によるフラッシュメモリー需要の拡大に備え、218層の第8世代3次元フラッシュメモリー製品の生産に向けた設備投資を実施しており、2026年前半から本格出荷を始める。次世代の332層製品の量産も同工場で計画し、AIサーバー向け大容量モデルの供給体制を強化する。一方で、2027年3月期通期の業績予想については公表を見送った。中東情勢をはじめとする地政学リスクのほか、市場環境が不安定化する可能性を踏まえた。

 需要急拡大に伴う短期的な在庫調整のリスクや、競合メーカーによる生産能力拡大の動向を注視する。また、同社は資金調達手段の多様化に向けて米国市場における米国預託証券(ADS)の上場準備を進めていることを明らかにした。幅広い投資家層から資金を集め、次世代メモリー技術の開発や生産設備への投資を継続するための強固な資本基盤を構築する。

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