- 2026/08/10 14:00 掲載
SpaceXとTesla、テキサス州で世界最大級半導体工場「テラファブ」建設
第1フェーズの投資額は約168億ドル、AIチップ需要に対応
同施設は、製造スペースが1億平方フィートを超えるとされ、ロジックおよびメモリの製造、高度なパッケージング、テスト工程を1カ所に集約する垂直統合型のチップ製造拠点として設計されている。各製造工程を一つの施設内に統合することで、改良のサイクルを速め、新しい計算資源の展開を加速する狙いがある。生産対象となるのは、Teslaが開発する人型ロボット「Optimus」や自動運転車「Cybercab」向けのプロセッサと、SpaceXが計画する宇宙空間のデータセンター用の高出力チップである。
両社は、今後自社で必要となるチップの計算能力が1テラワットを超える規模に達すると予測しており、この膨大な自社需要を満たすために工場を建設する方針を示した。 投資規模については、今回の発表における第1フェーズ投資額168億ドルは、SpaceXが数カ月前に規制当局に提出した文書に記載されていた550億ドルの数字を下回っている。また、施設の実態について、業界アナリストは米Intelが製造パートナーとして事実上のファブ運営を担う可能性が高いと指摘している。
最初のチップ生産の目標時期は2027年後半とされているが、TeslaとSpaceX間での具体的な費用負担割合などの詳細は公表されていない。 環境対策の面では、地域社会の水資源に対する懸念に対応するため、工業用水として地下水を使用せず、近隣のギボンズクリーク貯水池の水を活用する。また、敷地内に独自の排水処理施設を設けて、水の再利用と節水に取り組む計画である。
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