- 2026/07/08 11:20 掲載
米国製自律型地上車両がウクライナ前線に初の大規模実戦投入
Lancerの大規模な実戦投入は初となり、自律走行技術における現在の課題も明確になった。Lancerは不整地を自律的に走り障害物を回避する機能を備えているものの、予期せぬ敵部隊との遭遇時にリアルタイムで脅威を検知して戦術的な判断を下すレベルには達していないという見方もある。高価な機体の損失を防ぐため、実際の戦闘地域ではウクライナ軍兵士による遠隔操作が主体となっている。通信環境を維持するために現地で衛星通信サービスであるStarlinkのアンテナを追加装備する改修が行われたほか、泥濘地に足をとられた車両がロシア軍の攻撃対象となって破壊された事例も報告されている。開発元であるフォルテラ社はこれらの課題に応えるため、従来のロボット工学アルゴリズムに最新のAIを組み合わせる技術開発に注力する。
ウクライナ軍は機体の輸送能力を高く評価し、米国側へ緊急追加配備を求めている。しかし、運用拡大の最大の障壁はコストの高さである。安価で使い捨てを前提とする小型の空中ドローンとは異なり、無人地上車両は依然として高価であり、損失時の打撃が大きい。さらなる低価格化が求められており、製造側は民生品のサプライチェーンを活用したコスト削減を進めているという。
自動運転のおすすめコンテンツ
PR
PR
PR