- 2026/08/19 11:15 掲載
中国ヒト型ロボットの本命、ユニツリー上場…ディープシークも出資
投資家の需要も膨らんだ。オンライン投資家の初期有効申込倍率は約8289倍となり、発行会社と主幹事の中信証券はオンライン向けの割当株数を増やした。
戦略投資家には、中国の生成AI「DeepSeek」を手掛けるハンジョウ・ディープシーク人工知能基礎技術研究が名を連ねた。同社は93万3399株を約1億4,076万元(約33億円)で取得し、今回発行する株式の2.31%を占める。ロックアップ期間は36カ月。このほか、中国の全国社会保障基金、中国石油系、南方電網系なども戦略投資家に名を連ねた。
ユニツリーは2016年に中国・杭州で設立され、人型ロボットや四足歩行ロボット、ロボット部品、具身知能モデルなどを開発する。2025年の売上高は16億9,927万元(約402億円)と前年比4倍超に拡大し、親会社株主に帰属する純利益は2億7,821万元(約66億円)だった。控除後利益は5億9,075万元に上った。
上場時の開示資料によると、2025年の人型ロボット出荷台数は5500台を超えた。同社が引用する高工ロボット産業研究所(GGII)の調査では、同年の出荷台数で世界首位だったという。人型ロボット事業の売上高も約8億6,800万元まで拡大している。
ユニツリーが当初示していた募集資金需要額は42億171万元(約993億円)。このうち20億2,246万元を智能ロボットモデルの研究開発、11億973万元をロボット本体の研究開発に充てる。さらに、新型ロボットの開発や製造拠点の建設にも投資し、AIとロボット本体の双方で開発力を高める計画だ。
一方、発行価格から算出した2025年実績ベースのPERは219.23倍。参考とされた一般設備製造業の平均38.56倍を大きく上回る水準となった。中国本土初の人型ロボット上場企業として、19日の初値とその後の株価は、中国の具身AI・ロボット企業に対する市場評価を測る材料になりそうだ。
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