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- 2026/01/05 掲載
副業にも生かせる──会社員こそ真似すべき「富裕層の税金対策」で“脱・会社員脳”
ユナイテッド・パートナーズ会計事務所パートナー・税理士/経済学修士/商学修士/MBA(豪州)。慶應義塾大学会計大学院修了。アーサー・アンダーセン等を経て、2003年現会計事務所創業に参画。プライベートエクイティファンドや産業再生機構の100社を超える大企業投資先の再生案件に従事。PEファンド運営会社やM&A買収企業に対し、会計・税務のインフラ構築から税務調査対応までワンストップで支援してきた。また、PEファンド経営陣や創業家ファミリーなど、数多くの富裕層に対する資産管理会社の設立・運営、相続・所得税対策に携わり、実務経験は30年に及ぶ。近年は「お金の使い方=生き方」という視点から、ファイナンシャル・ウェルビーイング(経済的な安定と心身の充実を両立する新しいお金の哲学)を提唱。富裕層実務で培った知見をもとに、中間層から超富裕層まで幅広い層に向けて「見えない自分資産」を育てるヒントを発信している。著書に『世帯年収1000万円超の人が知っておきたいお金のルール』(あさ出版)、『儲けのしくみがわかる!決算書の読み方』(三笠書房)、『幸せへのマネーバイブル 新・女性のライフステージ別ガイドブック』(中央経済社)などがある。
前編はこちら(この記事は後編です)
副業・起業で考えるべきこと、とるべき行動は
富裕層の投資や税金に関する話は、少し縁遠いように感じられるかもしれません。しかし、皆さんの中には、現在は会社員でも、ゆくゆくは副業や起業をしてみたいと考えている方も多いことでしょう。どうしたらお金に困らない人生になるのでしょうか?
長い人生の選択の中で他の人と同じ働き方をする必要はなくなりました。共働き率は約70%、副業を希望しているビジネスパーソンは493万人と言われています。あるアンケートによると7人に1人が起業に関心があるというデータもあります。
皆さんの周りでも会社員として働きながら副業で将来の収入の種を増やすだけでなく、新しい人脈をつくり、生きがいを見つけて幸せに暮らす人が増えてきているのではないでしょうか。好きなことでお金を稼ぎ、何かを我慢することがない人生を謳歌したいと起業して、富裕層の仲間入りをする人もいます。
そうなると税金の話は避けて通れません。そして、
ですから、「将来的に確実に関係してくる話」というつもりで、読んでいただければと思います。
会社員は「お金に関すること」すべて会社任せ、裏を返せば…
会社員と富裕層との最も大きな違いはマインドの違いです。私はよく「会社員脳」と言っているのですが、そのマインドのもとになっているのは、究極的に自分事かどうかという出発点です。
具体的には、会社員は自分の仕事だけに専念できる専門業で、会計・税務・ファイナンスなど、土台となるお金に関すること(源泉徴収と年末調整、税務申告や社会保険料の計算など)をすべて会社にアウトソースして生きています。これは一見すると「ありがたい仕組み」に見えますが、裏を返せば、自分自身のお金の源泉や設計図を理解する機会が一度もないまま、何十年も働き続けるということでもあります。
一方、起業家はそうはいきません。利益が出れば税金が発生し、資金が足りなければ調達が必要になり、キャッシュが尽きれば事業は終わります。つまり、会計・税務・ファイナンスは生きる知恵として日常的に判断を迫られる領域です。
この差は、数字をどう読むか、何に投資するか、どこまでを「自分の責任」として捉えているかという、マインドセットの差になります。
起業家は「そもそもこの仕事が利益を生むのか、継続可能なのか」を問い続けます。
そして、税金を最もコントロールできる経費と考えています。
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