- 2026/02/17 掲載
農林中央金庫の「意外と真似できないDX」、経営とIT“一体”で推進するには?
農林中金とは何か? 全国組織を支える金融インフラの役割
農林中金は、農協・漁協・森林組合をバックボーンとする全国組織で、地域から集まる資金を運用し、その利益を再び地域に還元する金融インフラを担っている。こうした金融インフラの中核を担う組織だからこそ、農林中金にとってDXは単なる業務効率化では済まされないテーマでもある。
金融機関のDXといえば、システム刷新や既存業務のデジタル化に留まるケースが多い。しかし農林中金は違う。
業務プロセスを根本から見直し、システムに業務を合わせる。そして何より、IT部門だけでなく経営企画と両輪で、組織全体の変革として推進してきた。
こうした構造ゆえに、農林中金のDXには2つの軸がある。
1つは、農林中金自身のデジタル化と変革。もう1つは、グループ全体や第一次産業の変化への対応だ。
「ただ、グループ全体を支えるには、まず私たち自身がDXの知見やそのケイパビリティをつけないといけない。自分たち自身が変わり、そのケイパビリティを持たないと、グループへの貢献もできないのです」(半場氏)
農林中金は、自らの変革プロセスを隠さず外部に示してきた。それは結果論ではなく、組織設計の一部として意図的に選ばれた姿勢でもある。 【次ページ】農林中金「2030年ありたい姿」とDXの位置づけ
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