• 2026/02/02 掲載

プルデンシャル生命「30億円不正の構造」、“営業力神話化の病理” から何を学ぶか?

FINOLABコラム

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プルデンシャル生命で、社員および元社員による顧客からの金銭不正受領が広範に行われていたことが明らかになった。同社は調査結果を公表し、トップの引責辞任や被害補償への対応を表明している。だが、本件の本質は「誰が不正を行ったのか」ではない。なぜこれほど長期間、これほど多数の不正を、組織として止められなかったのか。この記事では、驚くほど単純な手口が見過ごされ続けた背景にある、営業力を過度に信奉した組織構造の問題を読み解く。
執筆:FINOLAB Head of FINOLAB 柴田 誠

FINOLAB Head of FINOLAB 柴田 誠

FINOLAB設立とともに所長に就任。東大経済学部卒、東京銀行入行、池袋支店、オックスフォード大学留学(開発経済学修士取得)、経理部、名古屋支店、企画部を経て1998年より一貫して金融IT関連調査に従事。2018年三菱UFJ銀行からMUFGのイノベーション推進を担うJDDに移り、オックスフォード大学の客員研究員として渡英。日本のフィンテックコミュニティ育成に黎明期より関与、FINOVATORS創設にも参加。

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プルデンシャル生命から学ぶべき教訓
(Photo/Shutterstock.com)

プルデンシャル生命で何が起きていたのか

 プルデンシャル生命は、顧客調査の結果として、社員および元社員による不正行為の実態を公表した。あわせてトップの引責辞任も発表され、この一連の対応は大きな反響を呼んだ。

 同社は改めて顧客に対する陳謝のコメントを発表するとともに、記者会見を行って被害者に対する補償にも取り組むことを表明している。

 本稿においては、同社発表に基づいて問題点を整理するとともに、同社固有の問題とするだけではなく、他金融機関においても教訓とすべき点をあげてみたい。

今回の発表に至る時系列
 同社の不祥事は、1年以上前から単発的に発生していた。その後、体質的な問題が指摘されるようになり、金融庁が報告徴求命令を発出。今回の大規模調査と結果公表につながった。


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【画像付き記事全文はこちら】
プルデンシャル生命の不正行為
(出典:プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパン/プルデンシャル生命保険「信頼回復に向けた改革の取り組みについて」)
【次ページ】想像以上に広がっていた不正の実態とは?
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