• 2026/02/17 掲載

イーロン・マスク氏のX、暗号資産・株式取引機能を実装へ

株・暗号資産取引「SmartCashtags」と決済機能「X Money」で金融スーパーアプリ化加速

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イーロン・マスク氏率いるX(旧Twitter)が、数週間以内にアプリ内での暗号資産(仮想通貨)および株式取引機能の提供を開始する方針であることが17日までに明らかになった。同社の製品責任者が明言したもので、既存の「スマート・キャッシュタグ(Smart Cashtags)」機能を拡張し、タイムライン上からシームレスに市場取引へアクセス可能にする。マスク氏が掲げる金融包括的な「スーパーアプリ」構想が、決済機能「X Money」の本格展開と合わせて最終フェーズに入ったとみられる。
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(Photo/Shutterstock.com/Photo Agency)
 Xの製品責任者であるニキータ・ビア(Nikita Bier)氏は14日、自身のXアカウントへの投稿で「数週間以内に複数の新機能をローンチする」と発表した。その目玉となるのが、株式や暗号資産をタイムラインから直接取引できる機能だ。ビア氏は「スマート・キャッシュタグにより、ユーザーはタイムラインから直接、株式や暗号資産を取引できるようになる」と説明している。
 
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イーロン・マスク氏、Xに株式・暗号資産取引機能「SmartCashtag」実装へ(図版:ビジネス+IT)

 具体的には、ユーザーが投稿内に「$BTC」や「$TSLA」といったティッカーシンボルを入力すると、現在は株価チャートが表示されるのみだが、今後はそこから取引画面へ遷移するための導線が提供される。ビア氏は、X自体が証券会社として取引を仲介するのではなく、「金融データツールとリンクを構築している」とし、実際の売買は提携する外部プラットフォーム(以前より提携関係にあるeToroなどが有力視される)を通じて行われる仕組みを示唆した。この機能導入の背景には、プラットフォーム上で横行する金融関連のスパムや詐欺的な誘導を排除し、正規の取引手段を提供する狙いもあるという。

 今回の動きは、マスク氏が買収当初から掲げてきた「Everything App(万能アプリ)」構想の実現に向けた重要なステップとなる。中国のWeChatのように、メッセージングから決済、投資までを一つのアプリで完結させることを目指しており、今回の取引機能はその中核をなすサービスの一つだ。

 また、取引機能と並行して、決済基盤となる「X Money」の開発も進んでいる。マスク氏は今月中旬、AI関連企業xAIのイベントにおいて、X Moneyがすでに社内ベータテストの段階にあり、今後1~2カ月以内に外部向けの限定ベータ版を公開する予定であることを明らかにした。Xはすでに米国の多くの州で送金業者ライセンスを取得しており、法的な準備も整いつつある。

 マスク氏は以前より「ユーザーの金融生活のすべてをX上で完結できるようにする」と語っており、今回の取引機能実装と決済システムのローンチにより、Xは単なるソーシャルメディアから、巨大な金融エコシステムへと変貌を遂げようとしている。

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