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  • 2022/09/18 掲載

円安で申込数急増の「外貨預金サービス」、それでも銀行は喜んでいられない事情

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日本円ではなく、ドルなどの外貨で預金を行う外貨預金の申し込みが増えている。背景にあるのは円安の進展で、為替が安くなる局面において外貨で預金することは合理的な選択と言えるだろう。実は外貨預金の拡大は金融機関側とっても大きなメリットがある。それは今後、不足が懸念されるドル資金の確保である。
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国内金融機関が外貨預金サービスを強化している理由とは?
(Photo/Getty Images)


申込が急増する「外貨預金サービス」

 外貨預金はすでに多くの金融機関がサービスを提供しており、資産運用に積極的な顧客層を中心に、以前から一定のニーズが存在していた。だが、ここ半年で新規に申し込んだ顧客のほとんどは、急激に進む円安をきっかけに預金を決断した可能性が高い。特に利用が増えているのが、より高い金利を得られる外貨定期預金である。

 新生銀行やソニー銀行など、外貨定期預金を積極的に展開している金融機関の預け入れ額はここ半年で急増した。日米の金融政策の違いによって両国の金利には大きな差が付いており、ドルの定期預金にすれば2%以上の金利がもらえるケースも多い。

 日本円では定期預金にしてもほとんど金利がつかないことから、ドル預金の魅力が増しているという図式だが、外貨預金には為替リスクがあるため、これまでは二の足を踏む人も多かった。だが、円安が本格化したことを受けて、今後も円安傾向が定着すると考える顧客が増えており、これが外貨シフトの背中を押していると考えられる。顧客のニーズが増えている以上、今後、各行が外貨預金サービスを拡充していくのはほぼ間違いないだろう。

【次ページ】国内だけでなく米国でのサービス展開も進める邦銀…その狙いとは?

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