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- 2025/09/19 06:50 掲載
【完全解説】今1番熱い…トヨタ・ホンダら最強企業の「超・日本的な」生成AI活用術
連載:デジタル産業構造論
法政大学 デザイン工学部システムデザイン学科 准教授 / d-strategy,inc / Third Ecosystem,inc / Inclusive AI,inc 代表取締役CEO
野村総合研究所、産業革新投資機構JIC-VGIなどを経て現職。法政大学 デザイン工学部 システムデザイン学科 准教授として、産業価値デザイン研究室にて生成AI・AIエージェントや、フィジカルAI・AIロボット、データスペースなどデジタル技術・先端技術をビジネスや社会の価値へ転換するための手法論の教育・研究を実施。
戦略・DX支援企業のd-strategy,inc(企業のAI変革、DX戦略、デジタルソリューション戦略)を創業し代表取締役として、フィジカルAI、AIエージェントをはじめとするデジタル化・自動化・技術変化の中での企業やスタートアップのDX/ソリューション・イノベーション戦略を支援。
また、グローバルでのスタートアップエコシステム連携プラットフォームのThird Ecosystem,incの代表取締役CEOとして海外・国内のスタートアップエコシステム(VC/CVC/企業/大学/政府機関/スタートアップ)の連携・活性化、スタートアップ企業やエコシステム企業の海外展開支援や、海外スタートアップの日本展開に取り組む。
Inclusive AI,incにおいて盲ろう者(目が見えない・見えづらく、耳が聞こえない・聞こえづらい)、視覚障害者、高齢者等向けのAIエージェントなどのAIサービス開発を実施。「制約のある方を含めすべての方が前向きに活き活きと暮らし、学び、挑戦できる世の中」をAIエージェントやフィジカルAIを通じて実現していくことを目指す。
最新刊として『フィジカルAI進化論~自律するロボットとともに作る産業の未来~』(SBクリエイティブ)を26年10月1日に出版予定。
その他、近著に『生成DX~生成AIが生んだ新たなビジネスモデル~』(SBクリエイティブ)、『メタ産業革命~メタバース×デジタルツインでビジネスが変わる~』(日経BP)、
『製造業プラットフォーム戦略』(日経BP)、『日本型プラットフォームビジネス』(日本経済新聞出版社)があり、ビジネス+IT連載『デジタル産業構造論』、MONOist等にてWebメディア連載。
youtubeチャンネル『フィジカルAI時代の産業論 (d-strategy / Third Ecosystem 小宮昌人)』 @dstrategyinc にて生成AIをはじめ産業のデジタル化を解説
生成AI「3つの活用パターン」、現在の主流はどこか?
企業の生成AI活用は、活用方法によって「3つパターン」に分けることができる。それを整理したのが下記の図だ。・活用モデル1.0
ChatGPTやGeminiなど、既存のモデルを活用しながら業務効率化を行う
・活用モデル2.0
自社データ・ナレッジと生成AIを組み合わせて業務オペレーションの変革を行う
・活用モデル3.0
生成AI活用により、新たなソリューションやビジネスモデルを開発する
企業の生成AI活用は当初、既存の生成AIにプロンプトを入力し、都度回答してもらうような「生成AI活用1.0」から広がっていった。近年のLLMの進化は目覚ましく、この活用によって得られる成果は大きくなってきているものの、あくまで一般論としての回答が得られるだけであり、当然ながら企業の業務内容や社内データに基づいた“自社特有の事情を踏まえたタスク”は解決されない。
そうしたことから、最近では社内のデータ・ナレッジをRAGによって参照させるような「生成AI活用2.0~3.0」に取り組む企業が増えてきている。その中でも、AI活用の進展具合によって企業ごとに活用の在り方に違いが出てきている。詳しく見ていこう。
先行企業はかなり違う…生成AI活用の最新トレンド
たとえば、最近の企業の生成AI活用でよく見られるのが、「特定のAI」にさまざまなデータをRAGで参照させるという取り組みだが、すでに見えてきている課題としては、このように特定のAIにあらゆるデータを参照させる方法では、回答精度が向上しにくいということだ。そうした中、先行企業の中には、回答精度を最大化させるために、特定領域のデータ・ナレッジをRAGで参照させ、役割・部門別のAIを育てる取り組みが出てきている。特定領域・部門における専門性を高めることを目的に、範囲を限定したデータ・ナレッジを適切にRAGで参照させることで、回答できる範囲は狭まるが、特定領域・業務における回答精度を高めることができるのだ。
また、こうして個別領域の回答精度を最大化させたAIエージェントを、役割・業務プロセスごとに複数用意・設置していき、各専門性を備えたAIエージェント同士をつなぎ合わせることによって、全体最適を図るという動きが出てきている。
このように、役割・専門性の異なる各AIエージェントを連携・協調させてタスクを実施する仕組みは「マルチAIエージェント」システムなどと呼ばれる。ここからは、そうしたマルチAIエージェントシステムの活用に取り組む企業の事例を見ていきたい。
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