• 2026/04/24 掲載

テスラ、テラファブで米インテルの最先端製造プロセス「14A」を採用

1.4ナノメートル級の次世代技術における初の主要顧客に

2
会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者は、同社の次世代半導体製造プロジェクト「テラファブ」において、米インテルの最先端製造プロセス「14A」を採用することを明らかにした。これによりテスラは、インテルが開発を進める1.4ナノメートル級の次世代技術における初の主要外部顧客となる。低迷するインテルのファウンドリ事業にとって、技術の妥当性を証明する重要な節目となる。
photo
(画像:TESLA)
 米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者は、2026年4月22日に開催した第1四半期決算説明会において、テキサス州オースティンに建設予定の先端AIチップ複合施設「テラファブ」でインテルの「14A」プロセスを採用する計画を表明した。テラファブは、テスラ、スペースX、xAIの各社が連携して大規模な半導体製造体制を構築する構想であり、自律走行技術や人型ロボット「オプティマス」、スペースXのデータセンター向けの専用チップ製造を担う。

 インテルの「14A」は、業界で初めて高NA(開口数)極端紫外線(EUV)露光装置の導入を前提に設計された1.4ナノメートル級の微細化技術である。インテルはこれまで同技術について複数の大手顧客と協議中であると述べてきたが、具体的な主要顧客名を公表したのは今回が初めてである。この合意は、ファウンドリ事業の立て直しを急ぐインテルにとって、最大の競合である台湾積体電路製造(TSMC)に対抗するための重要な実績となる。

画像
【図版付き記事はこちら】TESLAがインテルファウンドリー最先端プロセス「14A」の初の主要顧客へ(図版:ビジネス+IT)

 テスラはテキサス州のギガファクトリー内に約30億ドルを投じて研究用の半導体施設を建設する。この施設は本格的な量産工場ではなく、新しいチップ設計や製造プロセスの試験運用を行うパイロットラインとして機能し、月産数千枚のウェハー処理能力を持つ。マスク氏は、現在の世界的な供給網が急速な需要拡大に追いついていないとの認識を示しており、インテルの設計およびパッケージング技術を活用することで、自社専用チップの供給体制を強化する。14Aプロセスは現在パイロット段階にあり、2028年以降の本格稼働が計画されている。

 インテルのリップブー・タン最高経営責任者は、外部顧客の獲得がファウンドリ事業の成否を分けるとの見解を示しており、今回の提携発表は同事業の信頼性を高める成果となった。テスラ、スペースX、xAIによるこの共同プロジェクトの実施には、各社の取締役会による承認が必要とされる。発表を受けてインテルの株価は時間外取引で一時3.6%上昇し、市場はテスラによる技術採用を肯定的に受け止めた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 2

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像