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- 2026/09/18 06:20 掲載
N-BOXも脅かす?BYD「軽EV」爆売れの衝撃、日本車が恐れる“強さ”とは
1955年(昭和30年)生まれ。玉川大学工学部機械工学科流体工学研究室卒業。1978~81年フォーミュラレースに参戦、81年にFJ1600で優勝。84年からフリーランスライター。著書29冊。一般社団法人日本EVクラブ理事。NPOトリウム熔融塩国際フォーラム会員。日本モータースポーツ記者会会員。公益社団法人自動車技術会会員。自動車を含め環境やエネルギー問題に取り組む。
ついに日本市場に「参戦」BYDの軽EV
中国のBYDが7月28日に発売した日本向け軽乗用EVのラッコ(RACCO)は、あらゆる点で衝撃を与えようとしている。1つは、発売から1カ月強となる8月末時点で、1,500台の受注を得た点だ。8月のお盆休みを挟みながらの台数で、これまでBYDが販売してきた8月における最多記録をラッコは破った。もしこの勢いが12か月続いたと仮定すれば、皮算用ではあるが年間18,000台に達する。
では、ラッコとはどのような軽乗用EVなのか。
現在、軽自動車販売で高い人気を得ているのは、「スーパーハイトワゴン」と分類される車種だ。ダイハツ・タントが先鞭をつけた背の高い、そして後席側にスライドドアを採用する家族のための軽乗用車である。
天井の高さは、車内で子供の世話をするのに便利だ。また高齢者にも車内で横へ移動するとき楽になる。そして、子供が1人で後席から出入りする際、隣のクルマや塀にドアをぶつける心配がないスライドドアが重宝されている。スライドドアは間口が広く、高齢者の乗り降りにも便利だ。こうした使い勝手から、家族のクルマとして好評を得ている。
この分野の販売動向は、ホンダN-BOXが年間1位を継続中だ。続いてスズキ・スペーシア、ダイハツ・タントと、上位3車種がスーパーハイトワゴンのガソリン車である。
日本製の軽EVにない「決定的すぎる」優位性
こうした市場動向でありながら、これまで発売された軽EVの日産サクラや三菱eKクロスEV、ホンダN-ONEe:は、スーパーハイトワゴンではない。そこにBYDが、軽自動車としてもっとも売れ筋である、スーパーハイト型のEVを投入してきたのである。
ではここからは、実際にラッコに試乗した筆者の視点から、同車種の性能を見ていきたい。 【次ページ】【性能レポ】BYDらしい「ある機能」
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