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- 2026/04/13 掲載
BYDのが好事例?シーメンスが明かす…現場属人化を打破する「ツール連携」スゴイ効果
連載:第4次産業革命のビジネス実務論
アルファコンパス 代表CEO
中小企業診断士、PMP(Project Management Professional)
1990年3月 早稲田大学大学院修士課程(機械工学)修了。同年に東芝に入社後、製造業向けSCM、ERP、CRMなどのソリューション事業立ち上げに携わり、その後、インダストリアルIoT、デジタル事業の企画・マーケティング・エバンジェリスト活動などを担うとともに、オウンドメディア「DiGiTAL CONVENTiON」の立ち上げ・編集長などをつとめ、2024年に退職。
2020年にアルファコンパスを設立し、2024年に法人化、企業のデジタル化やマーケティング、プロモーション支援などを行っている。
主な著書に『デジタル・プラットフォーム解体新書』(共著:近代科学社)、『デジタルファースト・ソサエティ』(共著:日刊工業新聞社)、『製造業DX: EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略』、『製造業DX Next Stage: 各国/地域の動向やAIエージェントがもたらす新たな変革』(近代科学社Digital)がある。その他Webコラムなどの執筆や講演など多数。2024年6月より現職。
なぜ、シーメンスは「ECM×SCM統合」を重要視する?
シーメンスの思想は、製品の設計・開発・製造に関わるプロセス全体を統合的に管理する仕組み(ECM:エンジニアリングチェーン・マネジメント)と、調達・供給・生産計画などの供給網全体を管理する仕組み(SCM:サプライチェーン・マネジメント)を、データモデルレベルで一体化することにあります。これにより、工場とサプライチェーン全体を自律的に最適化することを目指しています。ECMとSCMは個別に最適化しても、その効果には限界があります。そこで重要な概念が「デジタルスレッド」です。デジタルスレッドとは、設計(PLM:製品ライフサイクル管理)から製造、物流、さらには運用・保守に至るまで、製品に関わるあらゆるデータを一貫してつなぐ仕組みを指します。これにより、設計変更が即座に製造や調達に反映されるなど、部門間の分断をなくし、全体最適を実現することが可能になります。
2011年にドイツでIndustrie 4.0が提唱された当時、日本では「工場内のデジタル化(スマートファクトリー化)」に注目が集まりがちでした。たしかに、当時のドイツにおける製造業の取り組みを振り返っても、スマートファクトリーやデジタルファクトリーの初期段階における取り組みや、一部コネクテッドファクトリーなどが多く見られました。
この言葉だけを聞くと、工場のデジタル化だけに偏っているようにみえるのですが、本来のIndustrie 4.0の構想はそれにとどまるものではありません。Industrie 4.0は、工場だけではなく、これを作るための製造プロセスや設計プロセス、たとえばPLMなどの領域にもフォーカスしているわけです。
たとえば、PLMなどの設計領域、製造プロセス、工場のDX、ERP、MES、オートメーションまでを含む全体最適を目指すということが言われていました。
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