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- 2025/06/16 掲載
私の経験から伝えたい「ChatGPT活用テク」、報告書作成を“爆速化”できるカンタン術
連載:野口悠紀雄のデジタルイノベーションの本質
1940年、東京に生まれる。 1963年、東京大学工学部卒業。 1964年、大蔵省入省。 1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。 一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任。一橋大学名誉教授。
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★本連載が書籍化されました★
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残念ながら「丸投げ」では機能しない
「これこれの問題について報告書を書いてほしい」と言うだけで、ChatGPTがデータを調べ、それらを活用して、一見したところ見事な論文や報告書を作り上げてくれるのだ。
しかし、残念ながら、この方法はうまく機能しない。依頼者が求める問題意識に対する回答になっていない場合が多いのだ。これについては、6月2日の本欄(画像の関連記事)で説明した。
将来、人間が求める論文を要求通りに作成してくれるとは断言できないが、現時点においては論文の作成自体は人間が行わざるを得ない。
だから、ChatGPTの助力は、あくまでも周辺作業での助力にとどまる。ただ、周辺作業だからといって重要でないというわけではない。使いようによっては、論文作成の効率は著しく向上する。
では、どのような部分について、ChatGPTの助力をどのように求めたら良いのか? これまでの私の経験に基づいて、この問題を解説することにしたい。 【次ページ】報告書・論文作成で「2つの前提」が超重要
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