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- 2026/03/27 掲載
ツムラ、山善など、国内最大級の人型ロボットAIデータ収集拠点を千葉に開設
最大50台のロボットを稼働させてAI学習用の動作データを収集
ツムラなど人型ロボットのフィジカルAIデータ収集拠点開設
医薬品メーカーのツムラ、機械商社の山善やシステム開発のINSOL-HIGHなど民間企業4社は、ヒューマノイドロボットの産業現場への導入を推進するコンソーシアム「J-HRTI」を設立した。これに伴い、産業用途に特化した日本初となる「フィジカルAI・ロボットデータ収集センター」を2026年7月に開業する。新設されるデータ収集施設は千葉県沿岸部に位置し、敷地面積は約1400平方メートルに及ぶ。施設内では最大50台のヒューマノイドロボットが導入され、同時に稼働する大規模な環境が構築される。約100名のオペレーターやアノテーターが常駐してロボットを操作し、現場の作業を想定した動作データを作成する。このフィジカルデータをロボットのAIに模倣学習させることで、自律制御の精度を高める狙いがある。コンソーシアムには山善、INSOL-HIGHに加え、製薬大手のツムラ、食品機械メーカーのレオン自動機が参画している。INSOL-HIGHが全体設計とデータ基盤運営を担い、山善が運営委員長を務める。背景には、日本の生産年齢人口の減少に伴う製造業や物流分野での深刻な労働力不足がある。単独の企業がロボットの学習データを収集するには多大な投資と時間がかかるため、複数企業が連携して実証環境やデータを共有することで、導入コストを抑えつつ技術的なリスクを分散する。
今後の展開として、J-HRTIは2026年度中に搬送や定型作業などの単純タスクにおける現場導入を開始する計画である。さらに2027年度には対応可能な作業の種類を拡大して導入実績を積み上げる。最終的に2028年度をめどに、製造や物流の現場で人間と変わらないレベルで作業ができる状態を目指している。実作業の動きに基づいた高品質なデータを各社で活用しあう共有基盤を確立し、ヒューマノイドロボットが社会インフラとして普及するためのルール作りや標準化もあわせて推進していく方針だ。
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