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- 2026/04/02 掲載
53年ぶりの有人月周回ミッション「アルテミス2」打ち上げ成功、4人の宇宙飛行士が月へ
アポロ17号以来、53年ぶりとなる有人月面探査の第一歩
アルテミスⅡ打ち上げ成功、53年ぶりに挑む月面ミッションとは?
10日間にわたるミッションにおいて、オリオン宇宙船は地球低軌道を離脱し、月の裏側を周回して地球へ帰還する。飛行中、宇宙船は地球から約40万6841キロメートルの距離に到達する予定だ。これは1970年にアポロ13号が記録した40万171キロメートルを上回り、人類史上最も遠い場所への到達記録となる。ミッションの主目的は、無人テスト飛行であったアルテミスIに続き、初めて人間を乗せた状態でSLSとオリオンの性能と安全性を実証することにある。生命維持装置や通信、ナビゲーション機能が宇宙空間で正常に稼働するかを確認するほか、ロケットの上段部分を目標物に見立てた手動での近接操作試験を実施し、将来の宇宙船同士のランデブーやドッキングに必要な技術を検証する。
飛行初期には宇宙船内のトイレ設備で不具合が発生したものの、地上チームとの連携によりデータ分析とトラブルシューティングが行われ、問題は解決された。その後、近地点および遠地点を引き上げるエンジン噴射を完了し、月へ向かう軌道への移行準備を整えた。
ミッション中には搭乗員を被験者とした医学研究も行われる。ウェアラブル端末を用いた「ARCHeR」計画では、深宇宙環境下での睡眠やストレス、認知機能の変動を監視する。また、宇宙飛行士の血液から作製された骨髄組織を含む微小な臓器チップ「Organ-on-a-chip」を活用した「AVATAR」実験を通じ、宇宙放射線や微小重力の影響を調べる。
さらに、オリオン宇宙船とロケット上段の接合部には靴箱サイズの小型衛星(キューブサット)が複数搭載されており、サウジアラビア宇宙庁による宇宙天気観測や、ドイツ航空宇宙センター(DLR)による電気部品への環境影響測定などが予定されている。これらの小型衛星は、ロケット上段が分離した後に地球高軌道へと展開される。
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