- 2026/05/21 掲載
【最強のオタク】パーマーラッキー氏のAndurilが50億ドル調達、ミサイル量産契約締結
シリーズHラウンドで50億ドルを獲得、企業評価額は610億ドルに
Anduril Industriesが実施した今回のシリーズHラウンドは、Thrive CapitalとAndreessen Horowitzが主導した。同社の評価額は従来の305億ドルから倍増となる610億ドルに達した。同社は調達した資金を、自律型プラットフォーム、高度なターゲティングソフトウェア、統合防空システム、対ドローンシステムなどの製造基盤拡張と研究開発に投じる。特に、オハイオ州に建設中の大規模製造施設「Arsenal-1」などにおける超高速製造インフラの確立を急ぐ。
また同社は、米国防総省の低コストコンテナ化ミサイルプログラム、および米陸軍のプログラムの一環として3年間の供給契約を締結した。同社の中核プラットフォームであるソフトウェア「Lattice」に対応した自律型巡航ミサイル「Barracuda-500M」を最低3,000発、コンテナ型発射システムを60基以上供給する。「Barracuda-500M」は量産段階で約15万ドル(約2300万円)を目標にしており、既存の防衛産業の生産能力の限界が指摘される中、商業用の部品を多用し、安価で大量生産が可能なアトリタブルな兵器システムを超高速で前線に供給する体制の構築を目指す。
米国内での展開に加え、オーストラリア海軍との間でも、大型自律型無人潜水艇「Ghost Shark」のフリートを開発・提供する17億ドル規模の契約を結び、シドニーに新工場を開設した。さらに、宇宙領域認識やミサイル防衛を手がけるExoAnalytic Solutionsの買収に合意し、宇宙防衛分野への事業拡大も進めている。トランプ政権が推進する宇宙ベースのミサイル迎撃システム「Golden Dome」計画においても、Impulse Spaceなどと協力してプロトタイプの開発メンバーに選定された。現代戦の性質が少数の高価な兵器からAI搭載の自律型システムを用いた大量展開能力にシフトする中、同社は従来の巨大軍需企業に対抗する次世代の防衛企業としての地位を固めつつある。
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