• 2026/05/03 掲載

三井住友銀行とSakana AIが複数AIエージェントによる提案書自動生成アプリを導入

複数AIエージェントを活用した提案書自動生成アプリの開発

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三井住友フィナンシャルグループとSakana AIは、2026年4月30日に複数AIエージェントを活用した提案書自動生成アプリケーションの開発と三井住友銀行での導入開始を発表した。2025年5月のパートナーシップ契約締結以来初の実装案件であり、大企業向け提案業務の時間を大幅に短縮する。AIが自律的に連携し、リサーチから戦略立案までを支援する新たな金融実務の姿を目指す。
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(画像:ビジネス+IT)
 導入されたアプリケーションは、Sakana AIの強みである自律型マルチエージェント技術を銀行の実務ワークフローに深く組み込んだものである。従来の生成AI活用が単発の指示に基づくのに対し、本システムでは情報収集、分析、仮説構築、ストーリー策定、品質評価、ファクトチェックといった異なる役割を持つ複数のAIエージェントが相互に連携し、最適な工程を自律的に実行する。

 これにより、これまで行員の経験やスキルに依存していた高度な戦略リサーチ業務がAIによって直接支援され、属人的な業務構造からの脱却を図る。 技術的基盤には、モデルを自律的に進化させるCycleQDや、異なる強みを持つ学習済みモデルを統合する進化的モデルマージが採用されている。

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【図版付き記事はこちら】SakanaAIとSMBC、複数エージェントで提案書作成のアプリ開発(図版:ビジネス+IT)

 この手法により、日本語能力や数学的推論に特化した比較的小規模なモデルが巨大な既存モデルに匹敵する性能を発揮し、専門的な金融分析を実現している。効率面では、従来1週間から2週間を要していた大企業向け提案書の作成業務を数十分から数時間にまで短縮する見通しである。

 金融機関に求められる正確性を担保するため、生成された内容を一次情報と照合する品質評価・ファクトチェックエージェントが独立して機能する。ハルシネーションの抑制に加え、根拠となる引用元を自動的に明示することで、行員の最終判断を支援する仕組みとなっている。

 SMBCグループでは、これを単なるツール導入に留めず、データをAIエージェントの活動基盤とするAgentic AI Fabric構想への第一歩と位置付けている。今後は先行導入された営業推進用AIとの連携や、グループ内の他業務領域への横展開を順次進め、金融ビジネスのバリューチェーン全体の高度化を追求していく方針である。

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