- 会員限定
- 2026/04/30 掲載
AI活用に必死なあなたは「庶民」確定?富裕層が「プロンプトなんて覚えない」強烈理由
富裕層向けブランド体験の「物語」を紡ぐナラティブ・マーケティングをプロデュース。また、情報伝達を超えた行動を仕組化し、個の全盛時代において、ラグジュアリー市場での持続的成長を実現する知の「価値共創」戦略を構築する。プレミアムブランドの世界観を体現する戦略的プラットフォームの商品化を手がけ、ミシュラン・ガストロノミーから超高級ライフスタイルまで、文化的価値を経済価値に転換するマーケティング、ブランディングを専門とする。「to create a Real LIFE 敏腕マーケターが示唆するこれからの真の生き方とは」「Life is a Journey」「食と文化の交差点 ガストロノミーへの飽くなき情熱」「食彩探訪」「プレジデントオンライン」「saison luxury lovnge」「PEAK Lounge」「PAVONE」などのメディア掲載・連載を通じて真のラグジュアリーとは「所有」ではなく「体験」であり、その体験に宿る物語こそがブランド価値の源泉である――という信念のもと、富裕層マーケティングの新境地を開拓し続けている。主要著書に『予測感性マーケティング』(幻冬舎)、『アフターコロナ時代のトラベルトランスフォーメーション』(ゴマブックス)、『GRAND MICHELIN ミシュラン調査員のことば[特別編集版]』(アンドエト)がある。
「AI活用術」とは“無縁”の人々
ChatGPTの登場以降、社会では急速な勢いで生成AIの普及が進む。ビジネスにおいても、AI活用による「生産性向上」や「人手不足の解消」が叫ばれ、「プロンプトを極めれば年収が上がる」、「AIに使われるのではなく、使いこなす人材になろう」といった言葉が溢れかえる。こうした中で、生成AI活用のスキル向上にまったく無縁な人々がいる。それは、いわゆる「富裕層」と呼ばれる人々だ。
軽井沢・追分。地図には載らない某企業オーナーの別荘に、筆者が招かれた夜のことだ。
薪ストーブの爆ぜる音だけが響く静謐な空間。オーナーのS氏(60代・資産管理会社経営)は、手元のバカラのグラスをゆっくりと揺らしていた。
筆者は単刀直入に聞いた。
「Sさん、最近はAIをどう使われていますか?」
彼はきょとんとした顔で、こう返した。
「AI? 西田さん、僕はキーボードなんて叩かないよ。メールの返信すら秘書任せなのに、わざわざプロンプトなんて呪文を唱えるわけがないだろう」
ここで「やっぱり富裕層はアナログなんだ」と安心した読者がいたら、申し訳ないが、あなたはすでに“向こう側”にはいない。
その理由を今から解説しよう。 【次ページ】富裕層と庶民の「AI格差」が圧倒的すぎた
AI・生成AIのおすすめコンテンツ
AI・生成AIの関連コンテンツ
PR
PR
PR