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  • 2026/05/04 掲載

【前提崩壊】採用面接の“裏”を突くAI──“なりすまし面接”6500件超の衝撃

連載:野口悠紀雄のデジタルイノベーションの本質

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オンライン面接の合理性が、逆に企業を危険にさらしている。ディープフェイクによる替え玉応募が急増し、2024年には6500件超が発覚。巧妙な受け答えと経歴で採用を突破し、内部に侵入するケースもある。背後には“国家レベル”の関与も指摘される。もはや「会わない採用」は安全ではない時代に突入した。
執筆:野口 悠紀雄

野口 悠紀雄

1940年、東京に生まれる。 1963年、東京大学工学部卒業。 1964年、大蔵省入省。 1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。 一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任。一橋大学名誉教授。
noteアカウント:https://note.com/yukionoguchi
Xアカウント:@yukionoguchi10
野口ホームページ:https://www.noguchi.co.jp/

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ディープフェイクによるなりすまし被害の影響とは
(AI(Gemini/Nano Banana)を使用して生成)

ディープフェイクで別人が合格──揺れる採用の前提

 前回、日本企業の採用試験で、AIによるオンライン面接が取り入れられつつあることを述べた。このような採用形態は、米国のIT企業では、しばらく前から行われている。とりわけオンライン勤務の場合には、オンライン面接と書類によって採用を決めるのが、一般的な採用形態になっている。

 そこでの問題として生じうるのは、本人でない人間が、本人のふりをして面接に現れることだ。生成AIによるなりすまし(ディープフェイク:AIを用いて生成された偽の画像や映像、音声)が簡単にできるようになった今、これは十分ありうることだ。

 実際、米国企業の国際的なオンライン勤務の採用では、これが現実の問題となっている。

【国家ぐるみで面接突破】ある“国”からの偽装就職

 日本企業の新規採用の場合には、AIによるオンライン面接に合格しても、次に役員などによる対面の面接があるから、別人が採用されてしまうことは考えにくい。

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