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- 2026/02/18 掲載
グーグル「ウェイモ」第6世代自動運転システムで完全自律走行開始
第6世代自動運転システム「Waymo Driver」を搭載した車両による完全自律走行の運用を開始
グーグルのロボタクシー「ウェイモ」完全自律走行を開始へ
Waymoは、第6世代の自動運転システム「Waymo Driver」を搭載した車両の公道での完全自律走行試験を開始した。この新型システムは、同社がこれまで蓄積してきた約2億マイル(約3.2億キロメートル)に及ぶ走行データを基に開発され、ハードウェアの構成を簡素化しながらも、より高度な認識能力と環境適応性を実現している。特筆すべきは、センサー構成の大幅な見直しによるコスト削減と性能向上の両立である。第5世代システムと比較して、カメラの数は29個から13個へ、LiDAR(ライダー)は5個から4個へと削減された。一方で、レーダーは6個搭載され、サラウンドビューシステムによって車両周囲360度の状況を最大500メートル先まで正確に把握することが可能となっている。これらのセンサー類には、ワイパーや送風機能などのクリーニングシステムが組み込まれており、雨、雪、霧といった視界不良な状況下や、極寒の冬季環境においても高い信頼性を維持できるよう設計されている。これにより、従来は運用が難しかった気象条件下でのサービス提供が可能となり、展開エリアの拡大に寄与すると期待される。
この第6世代システムは、中国のGeely(吉利汽車)傘下のプレミアムEVブランドZeekrと共同開発した新型ロボタクシー専用車両「Ojai」に初めて統合された。「Ojai」は、従来の自動車のような運転席を持たず、広い車内空間と乗降しやすいスライドドアを備え、乗客の快適性を重視した仕様となっている。Waymoは現在、サンフランシスコ・ベイエリアとロサンゼルスにおいて、従業員を対象にこの新型車両を用いた配車サービス試験運用を行っており、安全性と信頼性の検証を進めている。
また、Waymoは韓国の現代自動車(Hyundai)とも提携交渉を進めており、主力EV「IONIQ 5」を次世代のロボタクシー車両として採用する計画も浮上している。報道によれば、WaymoはHyundaiから約5万台の「IONIQ 5」を調達し、第6世代システムを搭載してフリートを拡大する構想を持っているという。これにより、特定の車両メーカーに依存しない柔軟なハードウェア戦略を推進し、自動運転タクシーの量産体制とサービス網の拡充を急ピッチで進める構えだ。
TESLA、トヨタ、中国バイドゥ、ウェイモ、加熱する自動運転競争、各社の戦略は?
Waymoが第6世代システムの実用化に踏み切った背景には、自動運転技術を巡るグローバルな覇権争いの激化がある。米国、中国、そして日本の主要プレイヤーは、それぞれの戦略で技術開発と市場投入を加速させており、競争は新たなフェーズに突入している。
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