- 2026/08/27 12:15 掲載
ジープー、謎のAIモデル「Niu Lai」の正体公開…価格10分の1、中国製チップで稼働
GLM-5.3-Flashは、GLM-5シリーズで初めてのネイティブマルチモーダルモデルだ。総パラメータ数は3,200億、推論時に使われるアクティブパラメータは180億で、100万トークンのコンテキストに対応する。モデルの重みはHugging Faceでも公開され、MITライセンスを採用している。
性能評価機関Artificial AnalysisのIntelligence Indexでは57を記録した。同機関の計測では入力100万トークン当たり0.15ドル、出力100万トークン当たり0.50ドル。ジープーはGLM-5.2を上回る能力を持ちながら、GLM-5.3と比べた料金を10分の1に抑えたとしている。
一方、今回の公開でモデル性能とともに焦点となったのが、推論を支える計算基盤だ。第一財経は8月27日、ジープーがGLM-5.3-Flashのすべてのオンライン流量を10万枚の中国製AIチップで処理していると報じた。正式公開前にOpenRouterとOpenCodeで実施したテストでは62兆トークンが利用され、このリクエストもすべて中国製チップで処理したという。
GLM-5.3-Flashの公開は、低価格なAIモデルの投入だけにとどまらない。大規模な匿名テストを経たAIモデルを公開し、その推論基盤を中国製AIチップで支えられることを示した点も特徴となる。AIモデルだけでなく、それを大量に動かす計算基盤まで中国企業がどこまで自前化できるのか。今回の「Niu Lai」の正体公開は、その競争の現在地を示す一例となった。
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